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127.ひきこもり家族(家族の力)

対人恐怖症について

ひきこもりによる二次障害に多いのが、
対人恐怖症と強迫観念。

今回取り上げるのが、対人恐怖症です。
※ちなみに、ひきこもりが解消すると同時に
 対人恐怖症や強迫観念が解消したという
 話しはよく聞きます。

私自身は、ひきこもり経験はないのですが
対人恐怖症経験者です。

私は、18才ぐらいの時に、対人恐怖症になり、今60歳で2~3年前にほぼ治ったので約40年間は、しなくてもよかった苦労をしてきたという感じです。

対人恐怖症というのは、自分の性格が弱いからで、
強くしなければとずーっと思ってきました。

それが誤りであることに最近気づきました。

誤りに気付いたのが、ある心理系の本にこんなことが書かれていたのです(何の本か忘れたのですが・・おそらく精神分析関連かと・・・)

「対人恐怖症の中に、人に対する敵意が隠れている」とのこと。

そして、その敵意が相手にバレないようにするため不安(恐怖)が起こるとのこと。

ん~、なるほど

つまり
「対人恐怖とは、人に対する恐怖ではなくて、
       人にバレる恐怖だったのです。」

「そのままだとバレてしまいそうになる自分」と「隠そうとする自分」の拮抗が原因だったのです。

なので、拮抗がなくなれば、解消できるハズ

※対人恐怖は、はじめは敵意のある人だけだった。
 でももう対人恐怖が身体に染み込んでいるため  
 に、敵意のない人まで反応してしまっていると
 思われます。

では、ここから対人恐怖症を解消することについて
考察していきたいと思います。
私は専門家ではないので、私案の対処法となります。
あくまでも対処法です。
(虐待からの対人恐怖症の方は状況が違うので、
 以下を取り扱わないでください。)

上記のように対人恐怖症は心の中に、敵意がある。
そして、その敵意があるのを隠して相手と接する必要がある。
バレないかどうか不安に思いながら。。。

なので、考え方としては
①拮抗を無くす
②①の拮抗を無くすためには隠す必要のないバレても良い状況にする

なので、
バレても良い様にようにする必要があります。
で、
自分が敵意だと感じるから、心の中でヤバいものだと思ってしまっている。

※敵意は深層心理の中にあるので、本来は感じられな   
 いのですが論理療法的に拮抗を無くすために
 上記の表現となっております

なので、
これは敵意ではなく「競争心」なんだと
解釈する。
解釈が大事。

(あの人に勝ちたいという部分を詳細に具体的に見ていくことで、そもそもは敵意の問題ではなく競争心の問題なんだと解釈していくようになります。)

そして
周りの人には「自分は競争心の強い人」というのを
機会あるごとに匂わせておく。

そうすると、人に会ったときも自分は競争心が強いから、
なんかそんな雰囲気を出していますよ~という
言い訳が立ち
隠すものはないという状況になる。

で、もし
この「競争心が強い自分」というのを表に出すのに抵抗感がある人。
このような人は「自分は努力家なので、おもわず少し競争心みたいなのがでてしまうかも」というのを周りの人に匂わすというのも手かと。

要は努力家なのでという言い訳。

「私、ちょつと不自然なのですが、努力家なので」ということで
隠すものがない状況になる。

で、隠すものがない=心の中で拮抗するものがない
状態になりました。

ということは、
心の中に拮抗するものがない=治るという状態

ここまで、書いてきて・・・なんなんですが、自分の対人恐怖症がよくなったのは、ビタミンBと亜鉛とナイアシンと有酸素運動が良かったと思っています。
上記の戦略は治ってからの案なので
検証ができません。

では、なぜ上記のものを書いたかと申しますと、色々な症状・状況の生きづらさを抱えた人を今までたくさん見てきました。

で、生きづらさを抱えた人には、周りの方の支援がとても必要だなぁと思ったこと。

そして、それだけではなく、自分なりの生存戦略を持つことが必要なのではと考えたからです。

上記の方法は、私なりの生存戦略であり、必ずしも正しい方法ではないかもしれない。(なので、自己責任で取り扱ってくださいね)

でも、自分なりの生存戦略を持つことが
必ずしも正しいかどうかに限らず
その戦略がとても「心のお守り」になる
ということをお伝えしたかったのです。

心のお守りが、拮抗することを無くし問題が解消すると考えております。

※心の拮抗の部分は、森田療法を参考にしております。 

もし、これを読んでいる生きづらさを抱えている人がおられましたら
自分なりの生存戦略をぜひ組み立てて頂ければと思っております。


各ご家庭の状況によっては、上記のアドバイスが逆効果や悪影響を及ぼす場合もあることを理解しておいてください。各ご家族は状況や状態を判断し、自己責任で対応をお願い致します

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