見出し画像

深い集中に入る〝フロー〟と呼ばれる状態はそれ自体がドラッグであり、ドーパミンを放出

コルチゾールはごく一般的にはストレスと関係づけられるが、実際はパフォーマンス増強ステロイドホルモンなのだ。その主な目的は血圧と血糖値を上昇させ、私たちに集中力とエネルギーを与えること。

情報分析官

長期にわたる慢性ストレスは脳に損傷を与えうる(中略)重要なのは、人間の脳は慢性ストレスの数ある要因を判別できないという点(中略)侮辱や脅しを受けている人は病気にかかりやすくなる(中略)食事して2時間以内に社会的ストレスにさらされると、身体はその食事に104カロリーが余分に加えられたものとして代謝する。それが毎日続けば、1年で約5キログラム太るはずだ

短時間のコルチゾール大量放出は自然で正常なことだが、慢性的に低量のコルチゾールが放出され続けると、肥満と慢性炎症が促進される

睡眠不足は心理的に強いストレスを引き起こし、コルチゾールの分泌を促す。すると、多量のインスリンが分泌(中略)長くストレスが続くと、コルチゾールの分泌量が増え、それが体重の増加に

コルチゾールの「身体の脂肪の燃焼を妨げる作用」(中略)コルチゾールの血中濃度が増えると、腹部に脂肪が蓄積する。そのうえ、食欲が増し、高カロリーのものが食べたくなる。もし、あなたが多くのストレスを抱えていてコルチゾールの血中濃度が上がったままの状態が続いていたら、ウエストのまわりにますます脂肪がつき、甘いものが無性に欲しくなる(中略)慢性的にコルチゾールが分泌されると───それが何か月も、あるいは何年も続くと、海馬は萎縮

近年の研究は、脂肪細胞が放出する有害な毒素が、血液脳関門(血液と脳の組織液との物質交換を制限する機構)を通過するという可能性を示唆している。つまり、あなたが太りすぎていると、より多くの毒素が脳に侵入するということだ。脂肪細胞からの毒素は、脳に入ると、海馬に侵入し、認知を担うシナプスを殺したり、機能不全を引き起こしたりする。その結果、記憶力や学習能力が損なわれ、全般的な認知機能が低下する。

扁桃体が長期にわたってストレス反応を引き起こしつづけると、海馬のブレーキはすり減ってしまう。そして、アクセルである扁桃体は、海馬が萎縮してブレーキが効かなくなると暴走を始める。こうして、ストレスがストレスを生むという悪循環に入る(中略)コルチゾールの血中濃度が増えると、腹部に脂肪が蓄積する(中略)ストレスが増すと、つまりコルチゾールの血中濃度が高くなると、脳内で情報を伝達する機能が妨げられるが、運動は逆にその機能を高める(中略)運動をすると、それを続けている間はコルチゾールの分泌量が増える。なぜなら肉体に負荷がかかる活動は一種のストレスだからだ(中略)薬に頼らずにドーパミンの分泌量を増やす方法はないのだろうか。ある。そう、身体を動かすことだ(中略)運動によってドーパミンの分泌量が増える

情報分析官

すべてが噛みあうと、ミハイ・チクセントミハイによって有名になった「フロー」と言う心理状態に近い、あらゆることが難なくできてしまう状況に到達する。これはエキスパート以外はめったに体験することのないきわめて稀な昴揚感、つまり「ハイ」の状態をもたらす。

情報分析官

最終的にフロー状態に入れるかどうか、どんなたぐいのフロー状態を経験するかは、自分が何によって掻き立てられるかに左右される(中略)チクセントミハイによれば、何らかの問題によって「内的」に動機づけられたときのほうが、外部からの入力よりも自分の意識に集中するのにより多くの力を注ぎ、そのためフロー状態に達する可能性が高いという。人間にとって創造的である課題においては、外的な推進力よりも内的な推進力のほうがより強力に動機を掻き立てる。内的な推進力を受けたときのほうが、困難に直面しても立ち直れるし、非常に斬新な思考を進めることができる

情報分析官

何が自分にフローをもたらすかについての考えが明らかになるにつれて、フローを繰り返し体験する機会は増える(中略)自分自身を危険にさらす覚悟ができている選手は、いつもの手順に従ってただ「無難に」プレイする選手よりもフローが起こるきっかけをより多く作ることができる。危険を冒すことは、安楽な域を超えるところまで挑戦と技能を高めて、挑戦と技能のバランスの境界上に自らを置くこと(中略)実質的にすべてのスポーツには、何らかの危険な要素が存在している

情報分析官

注意を集中できる人ならだれでもフロー体験することが可能

情報分析官

フローを体験する鍵は、自分の技量のレベルと挑戦の度合いとのあいだで絶妙なバランスを見つけることだ。もし課題があまりにも簡単過ぎれば、人はすぐに飽きてしまうし、逆にむずかしすぎればストレスに苦しむことになる。けれど課題のハードルが低すぎもせず、また非現実的なほど高くもなく、挑戦者にまさにぴったりのレベルであるとき、他のいっさいが入り込むことができない一種のトランス状態が訪れる。

情報分析官

それは、その人の能力にほぼ適しているが少し挑戦的な課題に取り組んで、完全に没頭している状態である。よく「のっている」と言われている状態だ。チクセントミハイはこれを「フロー」と名づけた。なぜならその流れに身を任せる。フローは、何か身体的な動作をしている時、スキーで滑っている時やカーブの続く田舎道を高速で運転している時、団体競技をしている時などに起きることが多い。フローは音楽や他人の行為によって促進(中略)フローは、絵を描いたり、文章を書いたり、写真を撮ったりといった一人きりの創作活動においても起こりうる。

情報分析官

「いずれにせよ、人類は進化し続けるのであれば、われわれはもっと徹底して人生を楽しむことを学ぶべきである」──ミハイ・チクセントミハイ

あるフィギュアスケートのチャンピオンが、フローに関する面白い話をしている(中略)人生が最も高揚するのは、複雑な挑戦課題に深く没頭している時である(中略)ストレスの原因を挑戦に変換することがフローの扉を開くカギ

マルチ商法の団体も、その人にとって心が落ち着く場所だったかもしれません。そこで一度強烈なドーパミンが放出されると、人はその幸福感を失うことをおそれ、自分に、より強く催眠をかけるようになります(中略)これが、いわゆる「洗脳」のプロセスです。

問題発見型のグループは、多様性が大きいほど、フロー状態になる可能性が高い。

情報分析官

深い集中に入る〝フロー〟と呼ばれる状態はそれ自体がドラッグであり、ドーパミンを放出し高揚状態を作り出す。

情報分析官

ドーパミンは逆境の中にいたり、ピンチが訪れた時に力を発揮します───藤田紘一郎教授(著書名失念)

情報分析官

(※ドーパミン合成に必要な)メチル葉酸サプリメントは生物学的に最も活発に働く形態 ※引用者加筆.

情報分析官

セロトニンとドーパミンはそれぞれ、食物アミノ酸であるトリプトファンとチロシンからつくられる。アセチルコリンは食物のコリンとレシチンからつくられる。

情報分析官

豆類には「トリプトファン」や「チロシン」などのアミノ酸が含まれている。そうしたアミノ酸は、あなたの体がセロトニンやドーパミンを作るときに必要になる。豆類には「葉酸」などの「ビタミンB」も含まれている。ビタミンBは、あなたの体がアミノ酸を、気分を高める「神経伝達物質」に変換するときに必要

情報分析官

『賢い人とはどのような人か』の評価基準は、人によってさまざまだと思いますが、脳科学的には、『リスクをとることを恐れない人』と定義することができます。なぜなら、こうした人物はえてして脳のパフォーマンスが高いから(中略)これからの「賢い人」は、リスクをとってドーパミンを出せる人 

情報分析官

人間の脳はスリルを味わうと興奮してドーパミンを出した後に、セロトニンを出します。「ドーパミン → セロトニン」といったサイクルを繰り返すと、IQが上がります(中略)みなさんは生死を駆けた実験をする必要はないですが、人生の中でセロトニンがガンガン出るような生き方をしなくてはいけません。自分のメインストリームで、リスキーな生活を送るべき 

情報分析官

近視の人と近視ではない人のほんとうの違いは、戸外で過ごす時間の長さだ(中略)日光が網膜にドーパミンの放出をうながし、その結果、眼球が楕円形になりにくくなる

情報分析官

ドーパミンは、好奇心や何か新しいことを進んで試そうとする

情報分析官

ドーパミンのレベルが上がるのは運動している最中だけであること。そのため、ドーパミンが人をソファから立ち上がらせることはない

情報分析官

運動は気分をポジティブにする多くの神経伝達物質、すなわちドーパミン、セロトニン、ノルエピネフリン、エピネフリン、エンドカンナビノイド、内因性のオピオイドペプチド(エンドルフィン)などを増加させる。運動は神経細胞と神経細胞を支えるグリア細胞を新生させる(中略)冷水に浸かると血漿ドーパミン濃度が250%、血漿ノルエピネフリン濃度が530%増加する(中略)冷水浴の脳に与える結果を調べた他の研究も、同じようにモノアミン神経伝達物質(ドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニン)が高まることを示している。これらはまさに快楽や動機、気分、食欲、睡眠、注意の状態を調整する神経伝達物質である

情報分析官

獲物を探す、先がどうなるのかを知る、といったことをするだけで、ドーパミンは分泌される。脳はドーパミンがじわじわ分泌される状態が大好きだ。

情報分析官

つまり、幸せとは、何かを楽しみにすることの中にあるということだ。幸せを感じる脳内物質のドーパミンは、何かいいことや、楽しいことを期待しているときに、いちばん多く分泌される。そして実際にその状況になると、むしろドーパミンは減少してしまう

セロトニンの場合もドーパミンの場合も、まず必要になるのは、ビタミンC───藤田紘一郎教授(著書名失念)

柿茶

目の前のことに集中するためには「ドーパミン」(中略)ドーパミンは、好奇心や何か新しいことを進んで試そうとする

情報分析官

チクセントミハイが言うには、至高の経験が得られるのは「意識の秩序」が存在するときだという

情報分析官

利他的な行動により、ドーパミンが脳内に放出され、快感を覚える

情報分析官

音楽によって脳が刺激され、アドレナリン、ドーパミン、エンドルフィンが大量に分泌されると活力が出て、痛みが緩和される

ポジティブな期待は脳内のドーパミンレベルを高め、ドーパミンレベルが高まれば集中力が増す

テストステロンが、脳の中枢神経を刺激し、「ドーパミン」を分泌させる(中略)一方、ドーパミンには、テストステロンの分泌を高める作用もあります。つまり、テストステロンが十分に分泌されていると、ドーパミンの分泌が促されて意欲や行動力、競争心が高まり、それを受けて活発に行動すると、さらにドーパミンが分泌され、テストステロンの分泌量が増えるという、良い循環が生まれるのです。

情報分析官

「寒冷療法」でテストステロンと成長ホルモンを増やす(中略)寒冷療法はさらに、神経伝達物質ノルアドレナリンの放出を起こさせて、痛みを緩和し、もっと抗酸化物質(とりわけ体にとって最良の抗酸化物質グルタチオン)を生成するよう体にシグナルを送ることができる。

チロシンは快感をもたらす神経伝達物質ドーパミンを作る前駆体である。つまりチロシンがあれば続いてドーパミンが生成されるのだ(中略)緑茶にはドーパミンの生成を促すアミノ酸が含まれている(中略)何かを食べているとき、脳は絆の形成を促進するドーパミンを分泌している

情報分析官

新しい情報を得ると脳からドーパミンが出る。

情報分析官

大きな驚き(予想外の報酬)は一般に重要なことなので、ドーパミンを活性化させて、「意識を集中せよ。この驚きを覚えておけ」と命じる。

情報分析官

脳には、海馬という領域があります。脳の中心付近にある領域です。これが私たちの記憶を出し入れしている(中略)この海馬を含めた脳細胞は、活性酸素に非常に弱いというから、やっかいなのです。 他に、パーキンソン病なども脳の酸化が原因で発症する病気

(※パーキンソン病は)脳の中の「黒質」と呼ばれる、ドーパミンという物質を分泌する細胞が死んでしまうために起きる病気です───日本医科大学 太田成男教授(著書名失念)

脳のドーパミンが減ってくると、大きな一歩が踏み出せなくなって、歩幅が小さくなります(中略)歩くときにつま先が上がらないすり足歩行になる(中略)ドーパミンは誰でも年齢とともに減っていく(中略)普通に歩いているつもりなのに、畳やカーペットのヘリや、ごくわずかな段差でも転びやすくなります(中略)とにかくドーパミンを作る細胞は酸化に弱い。これが事実です。ドーパミンは、快感や幸福感、意欲、運動調節などに関わる神経伝達物質(中略)こうした歩き方はドーパミンが減少して起こる

こうした歩き方はドーパミンが減少して起こる

慢性のストレスや痛みはドーパミンを激減させ、刺激に対するドーパミンニューロンの感度を低下させて、鬱病の決定的な症状───「無快感症」、つまり喜びを感じられなくなること───を生じさせる(中略)「より難しいほうをやる」(つまり努力する)のに必要なのは、ドーパミン系から前頭前野への投射によって生まれる意欲である

情報分析官

お酒を飲んだときに楽しい気分になるのは、アルコールがより多くのドーパミンを分泌させ、変性意識状態に入るのを助けているからです。

情報分析官

そもそも「幸」とは、どういう状態なのだろうか。 簡単にいえば、脳にドーパミンとセロトニンがたくさん出ている状態なのだ。「福」というのは、たとえば 「福が来る」というように、情動だけでなく、何かを選択したことでもたらされるいい結果のことだ───苫米地英人博士(著書名失念)

情報分析官

オステオカルシンが身体の多くの臓器に作用するだけでなく脳内にも入り、セロトニンやドーパミン、GABAなどの神経伝達物質の生成にも影響を与えている

効率化には考える時間も必要ですが、オステオカルシンは考えているだけでは分泌されないので、オステオカルシンの分泌を促している時間を効率化を考える時間として考えた方が良いと思います。私自身、個別にお返事する時間はないのですが、「ギックリ腰チャンネル スペース 調べたいワード」でnote内検索していただければ、詳しく検証した記事が見つかると思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?