Hikari | 料理家 | waktak Inc.
私のオモニ(母)から受け継いだ、韓国家庭料理のレシピをまとめています。
韓国食文化を持ちながらも中国生まれ育ちの私にとっては「麺」料理は外せません。 ビビン麺、冷麺、キムチ焼きうどん、ジャンチグッス、チャンポンなどなど色々ありますが夫と二人で揃って大好きなのがこの「ジャージャー麺」になります。 とあるソウル旅で私と夫はあてもなく散歩しながら表道や裏道を歩いていました。 市場から市場へ。 日本人が誰もいないような市場に行っては美味しいものを探し求めて歩いて歩いて歩き続けた先に見つけたのが、小さな屋台のジャージャー麺屋さん。 ガイドブックにも絶
皆さんは大人になってから好きになった献立とかありませんか? 私はたくさんあります。 餅、あんこ、野菜、アルコールなどなど。 そして、本日ご紹介するキムチコンナムルスープは大人になって本当の美味しさを知りました。スッキリと全身に染みるスープはこういう事なんだと。 父はお酒が好きな人でした。中国での社会人なのでお酒の席は多々ありました。その翌日となると必ず母にリクエストするのが二日酔い覚ましのスープ〜キムチコンナムルスープでした。 旨味たっぷりのいりこだしに旨味たっぷりのキ
ジャガイモは私たちの暮らしの食卓ではなくてはならない食材です。 煮ても焼いても揚げてもどんな調理法でも応じてくれるので 頼りになります。 そして年齢を重ねれば重ねるほどシンブルな料理が好きになる私ですが、 …と思ったけど、思い起こせばジャガイモナムルは幼少期から好きでした。 さ〜〜っと湯がく事で得られるシャキシャキした食感と 澱粉質は全身に癒しをくれます。 シンプルな作り方だからこそ、こだわりの調味料があると 最高でハッピーな献立になりますよ。 今日はそんなシンプルな
韓国のキムチは、「漬物」の位置付けでもあり「料理の素材」でもあります。 なので、日々の暮らしの食事でキムチが合うかどうか? キムチの素であるヤンニョンがどうかな? と、考えながら他の食材と調味料に向き合っています。 この考えで生まれたのがこの「キムチ焼きうどん」でした。 お昼ご飯は午後の活力のためにもしっかり食べたいものです。 (という理由で、SNSでお昼モッパンを配信しています)余談 かといって、冬の畑で体力仕事したりするとやはり「簡単+美味い+しっかりした味わい」がポ
韓国はキムチ文化の国でまた野菜をたくさん食す文化を持っています。 各種ナムル料理、サム料理、ビビンパ料理、チゲにもたくさんの野菜を入れます。 そしてもう一つの代表例が精進料理だと考えています。 精進料理での「蓮」の全て葉っぱ、花、茎、根を使った料理は芸術的作品ではありませんでしょうか?!美しい料理、という言葉がぴったりです。 精進料理に少し触れたく参加した料理教室で知ったのですが、 動物性の食材を食べない和尚さん達は疲れた時に食べるのはきのこ類だそうです。 このお坊さんか
野菜が苦手なお子さんいますよね。 私も息子がいますが、食べたり食べなかったりムラがあります。 そして、ご飯も食べ残したりしませんか? こんな時に韓国のお母さん達はよくこレラの食材を使ってチヂミにします。 その名も、「ヤチェゲランバップチヂミ」です。 「ヤチェ」は野菜。 「ゲラン」は卵。 「パップ」はご飯。 そう、野菜卵ご飯チヂミと、そのままの名前です。 しかも粉は要りません。 夏のとある日の朝、梅干しを干さなければならないので 息子の朝ごはんを夫にお願いしました。 夫は私
実家の父と母はとにかく愛情表現が豊かな人でした。 良く「サランへ」とか「宝物だよ」とか「最高な人だよ」とか常に声かけてくれました。 そして、もう一つはいろんなおかずやご飯を「サム」にして「あー」させて食べさせてくれました。この行為は子どもに対してだけでなく、両親同士でもやってましたよ。笑 日本の食事のシーンではほとんど見かけられない光景ですよね。 この「サム」というのは「包む」の意味で、野菜を布団にしていろんなおかずやご飯を包んで食べます。そして、野菜だけではなくキムチを
小さい頃の話です。 寒い冬だったと思いますが、朝一におじさんがリヤカーで朝作った豆腐数種類と豆乳を積んで回りながら声かけながら販売していました。 「トーフ、豆乳あるよ」「朝作ったから、新鮮で柔らかいよ」と大声をかけてくれました。この声で母は私に買ってきてね、と。 寒〜い、と思いながらもなぜか「嫌だな〜」との気持ちは全くなかったです。なぜなら、出来立て豆腐と豆乳の香りがものすごく香ばしくて永遠にこの瞬間が止まってほしい、と思ったからです。 このブログ書きながらも当時の映像が読
誕生日だから何が食べたい?と母に聞かれ 甘じょっぱい目玉焼きを目一杯食べたい、と答えました。 そしたら案の定当日の朝、父と母はワンコそばみたいにたまごフライを次から次へ焼いてくれました。この日食べた目玉焼きがなんと12個。 間違いなく今までの人生で一番最高の誕生日でした。 今日は、この大好きな甘じょっぱい目玉焼きをご紹介します。 このレシピで一番大事なミッションは、たまごのふちをこんがり焼き上げる事です。 甘じょっぱい味付けの目玉焼きは、こどもも大人も大好きな味です。
今日は、誕生日に欠かせられないワカメスープをご紹介します。 これは、出産した母の出血止めとおっぱいがスムーズに出すのに効果がある、と言われて産婦さんや授乳中のお母さんが食べる事が始まりのようでした。これが、いつの間にか母が子供の誕生日の日の朝に作ってあげるスープの意味に変化したのです。(NAVE.comにて) 私も幼少期から誕生日の日になると母が作ったワカメスープを食べていました。来日し、親離れしていても国にいる母や姉から電話越しに忘れずに自分の為にワカメスープを作るんだよ
「チム」とは韓国語で「蒸す」という意味です。 キムチチムは、丸ごとのキムチと豚バラ肉を鍋で蒸し煮して食べる料理です。韓国本場ではお店でもご家庭でも良く食べる一品です。 韓国家庭料理の先生の傍、キムチをつけて販売しています。 商品にできないキムチを使ってキムチチムを作って食卓に出した所夫がとても喜んで美味しいと言ってくれました。それ以来、このメニューは我が家の定番メニューになりました。 旨みたっぷりのキムチ汁も余す事なく使って、少ない材料で簡単に作れるのでこの記事とレシピを
韓国料理を子どもに作ってあげたいけどどんな献立ありますか?と聞かれたりします。 ちゃんとありますよ!その一つの代表献立が「トッカルビ」です。 トッカルビは、もともと宮廷料理で牛肉だけをミンチにして甘じょっぱく中に味をつけていたそうです。 今は多くの家庭でも親しまれていて今回はご家庭でも楽しみやすく、合い挽き肉を使ったレシピをご紹介します。 うちの5歳の息子もトッカルビを喜んで食べます。 それでは作ってみましょう! ◾️作りやすい分量(2人分) ・合い挽き肉・・・200
豆もやし料理、といえばスープ(グッ)以外に実は炊き込みご飯も美味しいのでオススメです。 韓国料理の定番メニューですが、おばあちゃんが育てた豆もやしでこの炊き込みご飯を作ってくれたのでとても特別でした。今は遠く離れている日本でもこの炊き込みご飯を食べるとおばあちゃんの頭の豆が大きくて軸が太い豆もやしを思い出します。 (スープのレシピとその話は👇をクリック。) 今日は、豆もやしの炊き込みご飯をご紹介します。 ◾️作りやすい分量(4人分) ・豆もやし・・・・200g ・米・
天候がう〜〜んと寒くなったり、外食が続いたり、肉を多めに食べた後日には何故か「醬チゲ」が欲しくてたまらないです。 そう、体が「テンジャンチゲ」を求めています。 キムチチゲとまた一味違った安心感を得られますよね。 食が多様化になっている今は、テンジャンチゲもバライティー豊かですが私は母が作ってくれたオーソドックスの基本が一番好きです。 こんな時を備えて、今日は基本のテンジャンチゲをご紹介します。 ◾️作りやすい分量(2人分) ・ジャガイモ・・・200g ・豚バラ肉・・・・
雨が降るとスジェビを食べます。 スジェビとは日本でいうすいとんのようなもので、小麦粉を練って生地作りしスープで煮込み食べる料理です。 スジェビの温かいスープを飲むと体に染み渡ってほ〜っとするよ、と母がよく作ってくれました。今は私が自分の家族の為に、雨の日に作っています。 それでは作ってみましょう。 <目指す姿> ・出汁の効いた優しい味わい ・歯応えのある生地 材料(作りやすい分量2〜3人前) 『スジェビの生地』 中力粉・・・・・・・・・・・・200g
寒くなったり大変だったり悲しい時は実家の母に頼りたくなるし、会いたくなります。今はLINEやカカオトークなどのアプリがあるのですぐ顔を見ることができて嬉しいですが、もう一つの手段といえば母から教えてもらったキムチチゲを作って食べることです。 いつ食べても母に会えた気持ちを持たせてくれるのが、このチゲです。 そう、私と母は「料理」でつながっています。 秋も深まり昼夜の寒暖差が激しくなりつつある今日、私は母に会いたくなって作る事にしました。 それでは作ってみましょう。 <