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【キネマ救急箱#14】アダム&アダム〜SF映画の大前提を知っていて「そこんところ省いてOKよ」という全ての大人たち、必見です〜

こんにちは。
ニク・ジャガスです。

先日の3連休、皆様は如何お過ごしだったでしょうか?

遠出してリフレッシュしてきたよ!という方。
充実したおうち時間を過ごしたよ〜という方。
ずっと仕事だったぜ!という方もいらっしゃるかもしれません。
(本当にお疲れ様です。。。)

私はというと、体調を崩して自宅に閉じこもり、ずっと見たかった映画やドラマをイッキ見しておりました。

本日は、その中の1作品『アダム&アダム』をご紹介したいと思います。


『アダム&アダム』とは

『アダム&アダム』は、ライアン・レイノルズ主演のNetflixオリジナル映画です。3月11日に配信がスタートしました。

2050年、戦闘機パイロットのアダム・リード(ライアン・レイノルズ)は、タイムトラベル技術の発明を防ぎ未来の世界を救うというミッションに挑む。成功の鍵を握る2018年を目指すアダムだったが、予期せぬ事態により2022年の世界にたどり着いてしまう。そこで出会ったのは、いじめに悩む12歳の自分自身だった。子供の自分から怪しまれながらも、二人のアダムは力を合わせ、世界を救うため強大な悪の存在に立ち向かう。

あらすじ(シネマトゥデイより)

原題は『アダム・プロジェクト』というのですが、いつの間にか『アダム&アダム』という邦題が付けられていたようです。

配信開始前のニュースを“The Adam Project”でチェックしていたため、邦題が付いたのを知らず、NetflixのTOP画面で10分くらい迷子になりました。笑

なんでそんな変わり映えのしない邦題をわざわざ付けたんだ…。

「Netflixの寵児」ライアン・レイノルズ

ウィキペディアより

Netflixオリジナル映画で、ライアン・レイノルズが主演するのは今回で3回目です。

これまでの出演作品はこちら。

『6アンダーグラウンド』(2019年)
 
→マイケル・ベイ監督作品。
『レッド・ノーティス』(2021年)
 
→ドウェイン・ジョンソンとダブル主演。

※『ヒットマンズ・ボディガード』(2017年)はNetflixオリジナルではなく、全米公開された劇場作品。日本では未公開のためNetflix独占配信となっています。

『6アンダーグラウンド』『レッド・ノーティス』は共に“オープンエンド”と言われる、続編制作が可能な終わり方をした作品。
中でも、『レッド・ノーティス』は既に3作目まで制作が決定しているようです。

そんなNetflixの寵愛を一身に受けるライアン・レイノルズの最新作『アダム&アダム』は、配信開始の3月11日〜13日の間で、Netflixオリジナル映画として歴代3位の9240万時間の視聴記録を叩き出しました。

ちなみに歴代1位は『レッド・ノーティス』の1億4900万時間、2位は『ドント・ルック・アップ』の1億1100万時間だそうです。

この記録からも、ライアン・レイノルズがNetflixから絶大な信頼を寄せられているだろうことが想像できます。

Netflixは『アダム&アダム』の続編を切望したようですが、ショーン・レビ監督は「今作がベストな終わり方」と発言しているため、続編の期待はあまり出来ないかもしれませんね。

「MARVELオタさん、いらっしゃ〜い」と言わんばかりのキャスティング

MARVEL映画ファンからすると、画面にキャストが映るたびに嬉しくてニヤニヤが止まらない今作。
こんなMARVELキャラクターを演じた俳優が登場しています。

デッドプール

主人公アダム・リード役のライアン・レイノルズは言わずもがな、MARVELの大人気キャラクター『デッドプール』の主演俳優。

フロントロウより


エレクトラ

幼少期のアダムと一緒にいる母エリー・リード役には、『デアデビル(2003年)』『エレクトラ(2005年)』でエレクトラ役を務めるジェニファー・ガーナー。

Amazonより

ちなみにNetflixシリーズ版『デアデビル』のエレクトラはエロディ・ユンが演じています。

エロディ・ユン


ハルク(ブルース・バナー博士)

物語の鍵を握るアダムの父親役に、ハルク役のマーク・ラファロ。

フロントロウより

ちなみに、劇中で大人アダムと父親が親子げんかするシーンがあるのですが、その時のラファロの殴り方が見よう見まねで初めて昇竜拳をした人という感じでメッッッッッカワです。
要チェックなシーンでした。

ラファロったら…可愛いクマちゃんなんだから…。
(↓↓↓アントマン役ポール・ラッドのインタビューに茶々入れするラファロ)


ガモーラ

アダムの最愛の妻ローラ・シェーン役には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのガモーラ役ゾーイ・サルダナ。

美しいゾーイ・サルダナ

ライアン・レイノルズとの共闘シーンは息がぴったり合っており、バレエで身につけた彼女のしなやかなアクションから「未来の世界で頼れる姉貴」感がバシバシと伝わってきます。
登場時間は僅かなものの、視聴者をしっかりと物語に惹きつける存在感でした。

デッドプールの片鱗がちらほら

デッドプールという大人気メタキャラクターを手に入れたライアン・レイノルズは、ハリウッドにおける最強パワーを手にしたと言っても過言ではないでしょう。

というのも、ライアン・レイノルズ出演作では、どこかでデッドプールが映画を操作してるのでは?と思わせるような笑えるセリフ、モチーフが登場するからです。

今作でも沢山、ファンを楽しませる仕掛けがあります。

まずは冒頭、大人アダムが子供アダムにタイムトラベルの状況を説明する際に「マルチバースなんて無ぇわ、映画の見過ぎだぞ」と言い放つところ。
デッドプール役のライアンだからこそ言える、強烈なMCUいじり!笑

次に、映画中盤〜終盤に映る頃、2018年のリード家にある物置きに貼ってあるステッカーの中にデッドプールとハルクがいること。(0.5秒くらいしか映らないので白目を剥いて確認してください!笑)

そして極め付け、ラストの重要なシーンで子供アダムが高いところから飛び降りて“Superhero landing!(スーパーヒーロー着地!)”をして見せます。

「あぁ、やっぱり俺たちの(デッド・プールに操られている)ライアンだぜ…」と安堵しますね。


映画『アダム&アダム』はMCUファンは勿論、SF映画ファンにもたまらないオマージュが盛り込まれた楽しい作品です。

子役のウォーカー・スコベル君がまさに「ライアン・レイノルズが子供だったら…」を地でいく口の悪さと、異常に大人びた理解力を持っており、大人アダムとバランスの取れた最強コンビを演じていました。

https://www.infobae.com/jp/2022/03/19/the-end-of-the-adam-project-explained-in-the-words-of-its-own-director/より

SF映画の大前提を知っていて、そこんところ省いてもいいよ〜と思っている全ての大人の皆様!
あっという間に見終わってしまうので、是非ご覧ください。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊


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