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On the house って? リアル英会話

カナダ生活10年目のWakei です。

先日、友人リズと会う約束でわざわざ彼女の町まで出かけたものの、約束の時間を1時間遅らせて欲しい、ということで結局私が小1時間、待つことになりました。外は小雨だし、お昼も近いし、ダウンタウンのパブに行くことにしました。

このパブは1886年築でホテルとして営業していた建物。現在はパブのみで営業。夜のこの辺りは近づきたくない場所ですが、お昼なら一人で、このパブに行くのは大丈夫。

入ってみると中はよくあるごく普通のちょっと田舎、古さの残るパブ。サーバーも60代ぐらいの気さくな女性でした。メニューを渡されて、お昼のサービスメニューがハンバーガーと言われたので、それとドラフト・ビールのスタンレーパークを注文しました。

お昼から皆さん飲んでます

こちらで言う 
draft/draught beer ・ Tap beer
は缶や瓶のビールではなく樽詰めのビール。樽につながっていて、ジョッキに直接注ぐビールです。日本でいう生ビールに当たるんでしょうか? 
タップがいい?なんてパブでよく聞かれますよ。

さて、注文して20分、ビールはすぐ来たけどお料理が全然来ません。しびれを切らして、サーバーの女性に聞いたところ、

s「あなたのオーダーは受けてないよ」と言われました。

w「えっ、ハンバーガーって言ったつもりだったけど?」

s「あなたは言ってないよ。オーダー今からする?」

w「そんなにのんびりしてられない。」

s「持ち帰りにする?」

w「もう、いいよ。時間がないから。待ってられない。」

  と言ってビールの代金を払おうとしたら

s「It's on the house!」と言われました。

日本ではあまりポピュラーではないフルティーな味のペールエール・ビール

勘の言い方はお気づきかと思いますが、

on the house ・ free
は、お店からのおごり。日本語だとサービス(無料・おまけ)って言う意味ですが、日本語的に日本語の直訳で「It’s service from this pub」と使っても通じませんので、気を付けてくださいね。

w「えっ、いいの?払わなくて?」

s「いいよ。次はまた来たときは払ってね。」

w 「わかった、ありがとう。また来るね。」

と言ってパブを出ました。

最後になんかいい気分にさせてもらって、このパブの印象がグッと上がりました。もちろん、また来こよう、って心から思ってます。

あのハンバーガー、値段もこのインフレでどんどん外食が上がる中、とっても良心的な値段だし、しかも美味しそう、値上がりしてしまう前に是非食べたいです。そしてサーバーの女性のとっさの対応、嬉しいな。


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