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わかおの日記59

1万3000円ほどしたイヤホンが、購入してから1年弱で臨終した。「ノイズキャンセリング」という響に憧れ、思い切って購入したものだったが、ノイズキャンセリング機能を使うと1時間も持たずに充電が切れてしまうので、結局全くノイズキャンセリングしなかった。誰も3DSの3D機能を使う子供が全くいなかったのと同じである。実用性のないオーバーテクノロジーは廃れていくのだ。

午前中は弟が家にいて、宿題をしていた(やらされていた)ので、阿鼻叫喚の地獄から逃れるチャンスであると思って、雨のなか新宿にイヤホンを買いに行った。もうぼくは迷わない。甘美なカタカナ語に踊らされるような阿呆ではないのだ。ぼくは、ビックカメラのオーディオコーナーで、1番耐用時間の長いイヤホンを手に取り購入した。フル充電で15時間使用可能の逸品である。耳栓のようになっているタイプのものは絶対に無くすので、紐の付いているものを買うのがぼくのポリシーだ。

そのあと家庭教師で使う参考書を購入し、丸ノ内線に乗って四谷三丁目まで移動した。なぜそんな所に行くのかというと、少し前から話題になっていたラーメン専用の自販機があるからである。四谷三丁目は今は亡き(地方にいってしまった)友人の家があるところなので、それなりに土地勘があった。しばらく歩くと、真っ青な自販機が見えたので、迷うことなく1000円を投入し二郎系ラーメンを購入した。

わくわくしながら家に帰り、明らかに健康に悪そうな冷凍スープを解凍し、極太の中華麺を茹であげた。モヤシがついていなかったので、少し物足りなかったが、完全にラーメン二郎であった。家のなかにカエシとニンニクの匂いが充満し、ぼくにとっては最高の空間が構築された。しかし部屋にたちこめる二郎臭が母親の神経を逆撫でしたのだろう、母親は急にぼくがバイトで結構な収入を得ていることに対して怒り出した。やれやれ。

追伸 筋トレ再開しました

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