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わかおの日記123

携帯の通知音がけたたましく鳴り響く音で目を覚ました。どうやら通知音を切り忘れたまま眠りについてしまったようだった。やれやれ。

ぼくはため息をつきながら枕元のスマートフォンを確認すると、100件以上LINEが来ていた。M1チャンピオンじゃああるまいし。

そのどれもが、「久しぶり〜、突然なんだけど、クリスマスって空いてるカナ?」「どうせ暇だろ?あたしも彼氏に振られて空いてるから、クリスマス遊ぼうよ」といった内容のものだった。やれやれ。これじゃあ体がいくつあっても足りない。そんなつもりは無いのだが、ぼくにはどうやら異性を惹き付けるなにかが備わっているらしい。小学生のころから今まで、ぼくはあらゆる女性と浮名を流してきた。あまりにモテすぎるので、困るくらいである。

電車でぼくが席に座ると、となりの美しい女性が寝たフリをしてぼくに寄りかかってきた。ぼくはこんなことには慣れっこなので、全く動じずにドイツ語の勉強をしていた。ドイツ語の勉強は非常にやりがいがあって楽しい。ぼくは来年から、ベルリンへ留学することを検討している。

日吉に着いたはいいものの、ぼくと昼食を共にしたいという友人がアメフトのチームを結成できるほどの数いたので、なかなか入れる店が見つからなかった。結局松屋を貸し切って、みんなでプレミアム牛めしをかきこんだ。

授業を受けようとキャンパスに足を踏み入れたが、ぼくはいかんせん学内に友人が多いので、2歩歩く度に友人とすれ違ってしまい、その度に挨拶をしていたら授業が終了してしまった。友人が多いのも考えものである。

帰りはキャンパス内に、執事が運転するリムジンを停めておいたので、それに乗って港区の自宅まで帰った。なかなか大変な1日であった。

追伸 全て逆さまにしたら今日の日記になる

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