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昔の夢は「エッセイ本を出すこと」。42歳になったのを機に書いてみました。 そのきっかけ…

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昔の夢は「エッセイ本を出すこと」。42歳になったのを機に書いてみました。 そのきっかけ→ https://note.com/wakakosan/n/n94484d1dab7e 大型犬2頭,超大型犬1頭,夫1人と楽しく暮らしています。

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夏が過ぎてゆく

暑い日が続いている。 連日30度越え。 職場には冷房がない。 私のデスクの周りには冷風機もない。 海沿いなのでそれはもう湿度もすごい。 求める風が一瞬足りとも吹いてくれない。 冷涼な気候の地域の人間なので、夜は何かしっかりしたものを掛けないと眠れない。 なのでここ最近寝ているだけで汗が出る。 こんな時、身体は汗を出すのが精一杯らしい。 朝、暑さで目が覚める。 愛犬と添い寝している時のような暑さだ。 昨日は、愛犬が起きた気配で目が覚めた。 外が気になるらしい。 起きてトイ

    • この子らを世の光に

      感動の涙が絶えない。 日記の書き出しは終戦直後の昭和21年、糸賀一雄33歳の時に始まる。 昭和16〜17年(糸賀が20代後半)に、秘書課長を務めていた時の知事、近藤壌太郎知事を【私の恩師】として紹介している。 「私の官吏生活に背骨を一本入れていただいたのは近藤さんであり、それもたった一年間の薫陶であった」とあるが、短い期間とは言え、全身全霊で打ち込んだ日々は忘れがたいものであろうことはよく共感できる。 本来の人間性にあたたかいものがありながら、仕事上の厳しい顔のまま別れ、

      • そこつな自分を認める

        そいつにはどうやら、ADHDという名前があるらしい。 ADHDと格闘しているらしいわたしは、人と話しているようでその場から、本を読んでいるようでそのページから、話す言葉を考えているようでその言葉から意識を別な所へ散歩させている。 おいしい料理を食べに行って、料理から意識が離れている。温泉に入りに行って、心ここにあらず。 目の前のことに意識を向けるのが難しいので、 今日は常に、昨日の自分とは遠く離れた世界で生きている。 これには本人もとても困っている。 思いがけないとこ

        • Human rights.

          成年後見人の研修で学ぶことになりそうなので、日本国憲法のおさらいをしていた。 弁護士で社会福祉士の千木良先生は講義で、具体的事例を2つ挙げて下さり、この事例のおかげで私のジレンマが1つ解消したので、おさらいをしてみようという気になった。 * * * * * * * * * * 法律は私人同士のルールだから、私たちを縛るものであるのに対し、憲法は、私たちの権利・自由を守るために国を縛るもの。 憲法は大きく、[人権]と[統治]に分かれている。 そして、[国民主権][平和主

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          あん

          映画『あん』を観た。 ある日,徳江さんと言う76歳の老婆が,どら焼き屋「どら春」のアルバイトの張り紙を見てやってくる。最初は断ったが,徳江さんの手作りのあんを食べた店主の千太郎は,これまで食べたことのないあんこだと驚く。 徳江さんはやがてどら春であん作りをするようになる。しかし,実は,徳江さんはハンセン病元患者たちのいる隔離施設に住んでいた。その隔離施設内の喫茶室で,徳江さんは患者相手に50年あんこを作り続けてきた。そんな徳江さんが作るあんのお陰で繁盛し始めたどら春も,徳

          3月28日のこと

          今年の3月28日で,母が亡くなって27年になる。 享年42歳,わたしが15歳の時だった。 そうして,現在42歳のわたしも,もうすぐ3月28日を迎える。  42歳なんて,若い,若過ぎるよ。 しかも子ども3人を残して,さぞ無念だったに違いない。 わたしも42歳になったら,当時の母の気持ちが分かるだろうかと,ずっと思っていた。 そんな27年目の母の命日を前に,「書く」ことにした。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ わたしの中学生活が忙しくなってきたある時期から,どんなに掃除をしても, 家の

          3月28日のこと