食べ物を粗末にしてはいけないという呪い
今日はちきりんさんのvoicyの感想を書いてみたいと思います。
どういう内容かというと……
・「もったいない」っていう言葉は変な方向へ行っている
・子どもの残飯、安売りなどなど、本当にそれは「もったいない」のか?
・本当にもったいないものは何か?
いや、あの、ちきりんさんのいう通り、その通りです。
わたしもわからない。
どうして、子どもの残飯を食べてしまうのか?
(もう中学生だから、さすがに食べませんが……)
これを食べたら、太ることも、太ったら痩せないことも、それが健康を害することも頭ではわかっているんです。
これは、ちきりんさんは語っているポイントと少しずれるかもしれませんが、でもね、どうしてもご飯(特に米)を捨てることができないんです。
これはね、「呪い」です。子どもの頃から「残してはいけない」「もったいない」「これは農家の皆さんが……」「アフリカの飢えた子どものことを考えてごらん」などなど。
とにかく、ご飯を残すことに対して、植えつけられた罪悪感があるんですよね。もう誰かを騙すとか万引きするとかに等しい罪悪感。食べ物を粗末にしてはいけないという呪いです。
呪いは親が子に対してまだ物心つかないころから毎日かけるので、その「呪い」から解き放たれるのは非常に困難かつ究極のアンラーンです。そして、子が親になり、さらに凝縮されて「呪い」は受け継がれていきます。
とはいえ、現在の子育て世代の親の子ども時代は戦後まもなくで、食糧難の時代だったはずです。それに対して、今は飽食の時代。時代に合わせた食育も必要ですよね。「食べられる分だけとる」とか「嫌なものは食べなくていい」とか。
安売り商品に関してもそうで、それは買い物の選択肢がスーパーしかなかった時の話で、今はネットスーパーなど、すぐ持ってきてくれたりもするし、何も安い時にたんまり買っておかなくても大丈夫ですよね。
だから、自分の「呪い」に気がつけば、真っさらな目で何が自分にとって「もったいない」か考えられるかもしれませんね。
ちなみに「呪い」って言葉はこの記事を書く前は使うつもりはなかったんですが、書いているうちにこれは「呪い」だって気がついてしまい、思わずタイトルにまで「呪い」を入れてしまいました。
ふと見ると、嫁入りダンスがじっとこちらを睨んでいます。
袖を通したこともなく、この先着ることもないであろう着物が何着か入っていて、もうこれは本当にスペースをとっています。
訪問着以外は要らないと思っているのだけど、さっさと売ってしまったほうがいいかなあ。これも「嫁として幸せになれ」という呪いだよなあと思うのでした。
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