わかば

滋賀出身京都在住のライター。得意分野は語学学習、書評、インタビュー。日本語教師もしてい…

わかば

滋賀出身京都在住のライター。得意分野は語学学習、書評、インタビュー。日本語教師もしています。文学と映画を養分にして、書くことで呼吸する人。思春期中学生双子女子と日々格闘中。田舎に移住計画あり。歌舞伎を愛しています。noteでは、日本語教師、思春期育児、読書感想について書きます

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  • El Viaje

    タイトルはスペイン語で「旅」 ささやかな「旅」の記録です。

  • 雪の上のあしあと

    わかばの日記

  • 食べる徒然草

    京都を中心に関西エリアの食べ歩きの記録です。

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【ポートフォリオ】ライティング実績

初めまして。若林佐恵里(わかばやしさえり)です。 京都を拠点に関西一円でライターとして活動しています。 ライターを始めてから5年くらいになります。 外国人に日本語を教える日本語教師の仕事もしています。日本語教師の仕事は15年くらいになります。 「ことば」にまつわる仕事に興味があります。また、中学生の双子の母でもあります。 ライターとしての得意分野は旅行、語学、美術、移住、日本語などです。じっくり取材をして読みごたえのある記事をつくりたいと思っています。 企画も得意で

    • 全ては月と太陽のようにひきあっている

      先月の20日から22日までの3日間、奄美大島にいました。奄美大島のことは前々回の記事で書きましたが、今回も奄美大島での気づきから、自分のまわりの世界のことを見つめてみたいとおもいます。 奄美大島では、海の近くの民宿に泊まっています。今回も大和村という村の小さな入江にある民宿に宿泊しました。早朝、朝日を見ようと海岸に出て沈みゆく月を眺めていました。そして空が明るくなってゆくにつれて、その月の沈む軌道の上から朝日が登ってくるのです。当たり前の話なのですが、奄美大島に来ると月と太

      • 書き残すことは未来の自分への手紙

        昨日は年度末ということもありまして仕事部屋の大掃除をしていました。大掃除をするたびに見てしまうのが、過去に人からもらった手紙で、特に1999年のメキシコ留学中に、日本や友人のいる国から送られてきた手紙です。かれこれ25年前のものです。受け取ったその時にも大いに孤独な留学生のわたしを励ましてくれましたが、25年後の今読んでみても、変わらず今の私を励ましてくれるから不思議です。 1999年、わたしはスペイン語を学ぶ大学3年生でした。この年、大学の留学制度でメキシコシティにあるメ

        • 10人以下の日本語教師の勉強会をはじめます

          わたしは 2004年から日本語教師をしています。若林佐恵里です。 日本語教師のプロフィールは以下の記事をみていただければと思います。 こんなふうに日本語教師を続けてきました。会社員になったことはなくて、いつも非常勤を掛け持ちしながら働いてきました。日本語教師だけではなく、日本語教師養成講座、ライターなどの近しい職種などの仕事の経験もあります。そして、ありがたいことに共著の本『とりあえず日本語能力試験対策シリーズ』も出版することができました。 ただ、最近気になっていることが

        • 固定された記事

        【ポートフォリオ】ライティング実績

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        • El Viaje
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        記事

          不便さが発見と気づきを与えてくれる

          2023年度のお仕事をほとんど終え、予定していた奄美旅行へ出かけました。奄美へは2022年10月にはじめて行って以来、2023年3月、そして2024年3月と3回目になります。すっかり奄美の魅力に取り憑かれています。 奄美大島は九州と沖縄のちょうど中間にある島で、本土4島を除くと佐渡島に次いで、全国5位の面積です。空港もあり各地から直行便が出ています。わたしは毎回関西空港の第2ターミナルから発着するpeach便を利用しています。 なぜ奄美に行ったのかというと、コロナ禍の時、

          不便さが発見と気づきを与えてくれる

          日本語学校で働き続ける理由

          年度末真っ盛りの三月。最終授業を迎えるいくつものクラスがあります。そのなかのひとつに一年間、90分×2を週に2回教え続けたクラスがあり、それも先週の水曜日で終わりました。担任ではないけど、もう担任のような気持ちでこの仕事に関わっていました。こんなふうにじっくりクラスに向き合うのは久しぶりのことで、とても幸せな時間でした。 このクラスではありがたいことに特別に自由に任されていたので、テキストを変え、テストを変え、評価方法を変え、校外学習を取り入れ、自律学習を取り入れました。そ

          日本語学校で働き続ける理由

          人生に必要なのは理想と戦略と少しのお金

          わたしが好きな喜劇王チャップリンの言葉に「人生に必要なのは勇気と想像力と少しのお金」というものがあります。よく授業でも扱います。勇気と想像力をブランクにして自分が必要だと思うものを当てはめてもらうのです。学習者のみなさんの価値観が出て興味深いです。 さて、養成講座の講師をしているとよく進路の相談を受けます。日本語教師になってやっていけるかどうか? 非常勤で食べていけるかどうか? やっていけるかどうかはあなた次第じゃないですか? といつも答えます。 なぜなら日本語教師にはい

          人生に必要なのは理想と戦略と少しのお金

          何かをしたければまず自分が起点になる

          人はなぜSNSで発信などするのかとふと考えてました。わたしも日々、Twitterを中心とするSNSで発信を続けていますが、何のためかなと改めて自問自答したのです。 ひとつは何かお仕事につながるんじゃないかなという淡い期待があります。本などの宣伝ができるというのもこれに含まれます。二つ目の理由は読書会などのコミュニティを形成して色々な人とやりとりをしたいからです。それから、ただ楽しみたいからというのもSNSをしている理由です。「いいね!」をもらうと正直にうれしいですし。簡単に

          何かをしたければまず自分が起点になる

          自分の専門性を守るために

          日本語学校で専任の先生がカリキュラム作りに悩んで、非常勤教師に意見を求めるというシーンがあるとおもう。それは教務室なんかでふんわり聞かれることが多い。 実際にわたしも聞かれたことはあるし、逆に聞かれてもいないのにはりきって意見することもあった。虚栄心の強いこと甚だしく今思い出すと恥ずかしい限りだ。だから、最近はそうしたことはあまりしなくなった。今後もしないし、気軽にその問題に答えることはしないほうがいいとおもっている。 理由はいくつかあるけれど、ひとつにはそれは大事な自分

          自分の専門性を守るために

          変わったのはただ受け止められたからだった

          昨日は日本語教育関係のワークショップにオンラインで参加していた。とてもいい時間を過ごした。ワークショップと謳いながら講師がただ話しているだけとか、ただ雑談しているだけのワークショップが多いなか、今回のはしっかりとデザインされた内容で参加してとてもよかったと思っている。 それはどんな内容だったかというと、ざっくりいえば、「あなたがいま自分の現場で感じているモヤモヤを手がかりに、自分が大事にしているもの、つまり理念、は何か言語化しましょう」というものだ。その方法は3人グループで

          変わったのはただ受け止められたからだった

          自分で自分を認めるということの先に

          人は多かれ少なかれ他人から評価されることを求めたり、承認されることを期待するものです。それが叶わない時、人は落ち込み、自信を失っていくのような気がします。 わたし自身も誰かに認められたくて認められたくてたまらず、そのために努力し、それにもかかわらず、他の人(大抵は男性)が自分のほしいものをいとも簡単に手に入れていくのを煮えくりかえるはらわたを抱えながら見ていました。苦しかったです。 他者から認められない自分は価値がないと無意識に思っていたので、自分で自分を認めることすらで

          自分で自分を認めるということの先に

          「痩せる」と「稼げる」が似ている理由

          ここにリンクを貼ることはしないけど、週末、とあるツイートが話題になっていた。どんな投稿かというと、まとめていうと「日本語講師はプラットフォームで稼げるよ。資格もいらない。知らない人多いみたいだから教えてあげるけど、有料ね」というもの。これに対して、日本語教師を名乗るアカウントが次々に「それはちょっと違うんじゃないの」と異議を申し立てたというわけだ。ちなみに、元の投稿をした人が海外ノマドのWebデザイナーのようで、日本語講師は割のいい副業にしているようだった。 このことについ

          「痩せる」と「稼げる」が似ている理由

          No one cares about me.

          去る1月14日に京都市勧業館(通称みやこめっせ)で行われた「文学フリマ京都8」に出店し、はじめての詩集『傷と自由』を販売しました。2024年のはじまりに新しい扉を開いたような気がします。今回は『傷と自由』が生まれた経緯と出店してみて感じたことについて書きます。 出店を決めたのは昨年の文学フリマ京都昨年、友人が出店していたので彼女の本を買うために文学フリマ京都に足を運んだ。それで、たくさんの人が創作活動をしている熱気に包まれて、「来年は私も出店する」と決めたのだった。 それ

          No one cares about me.

          人脈を広げる前にするべきたったひとつのこと

          先日、ある方とお会いした。以前から飲み会などでお会いしたことがあったのだけど、わたしがゆっくりお話をするためにお会いしたいとずっと思っていて、その念願が叶ったというわけだ。とても楽しく充実した時間だった。その結果、分かったことについて書いてみたい。 仕事関係の人に会って人脈を広げるのは、どこかに自分が仕事が回ってくるのを期待してという気持ちがあることは否定できない。だから、よく仕事関係の人が集まるセミナーや会合にただ参加することもあると思うのだけど、それだけでは名刺が貯まる

          人脈を広げる前にするべきたったひとつのこと

          がんばってきただけじゃなく闘ってきた

          昨日は大阪で仕事をしたあと、大学時代の恩師の家に友人二人と新年会に行く予定で大阪梅田のとある百貨店に寄った。手土産を買うためである。新年の百貨店はとにかく人が多かった。正月らしく雅楽が鳴り響く店内、その人の波をかき分けて地下の食料品売り場にたどり着いた。 この食料品売り場は二十数年前に大学を卒業したばかりのわたしが働いていた場所である。ふと気になって古巣を覗いてみた。すると餅ばなで彩られたケースの上に「花びら餅」があるではないか。「花びら餅」というのは羽二重餅に味噌餡とごぼ

          がんばってきただけじゃなく闘ってきた

          2024年 一年の計は元旦にあり

          2024年になりました。昨年お世話になった皆様、ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。そして、元旦に飛び込んできたあまりに悲しい地震のニュースに心が沈んでいます。どうか被災されたみなさんが一日でも早く平穏な日常を取り戻せますように。 さて、今年の計画を立ててここに書きおこうと思います。まず「する目標」と「しない目標」を5つずつ立てます。 2024年のテーマ今年のテーマは「読む、書く、旅する」です。いつも通りといえばそうなのですが、今年はこの3つのテーマに沿っ

          2024年 一年の計は元旦にあり