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自分を信じられない時は過去に理由がある

4月は公私にわたっていろいろなことが起こり、落ち着いた日常を過ごすことができませんでした。その結果、言い訳になるのですが、毎日のルーティンでしていることや、noteのエッセイも滞りがちになりました。5月からは気持ちを入れ替えてしっかりやるべきことを積み上げていかねばという気持ちでいます。そのことが心に平穏を呼び寄せ、自分を幸せへと導いてくれるとおもいます。

4月の終わりにあることに挑戦しようとしていました。それは自分で決めていたことでした。具体的には書けなくて、奥歯にものが挟まったような書き方になりますが、ただ、その日が近づくにつれてどんどん不安になっていきました。その理由をその時はわかっていませんでしたが、今から思えば、過去の失敗がそうさせていたのだと思います。また、失敗して自分が傷ついてしまうんじゃないか、と怖かったのです。

そう思うと、人間は対策を立てたくなります。失敗しないように、できるだけ成功率をあげられるようにアドバイスがほしかったのです。過去に失敗を繰り返すと、自分が信じられなくなります。それで、他人を信用してしまいます。この時のわたしもそうでした。あろうことか、自分よりもYoutuberのどうでもいいアドバイスを信じたりしました。そのせいで、自分というものが定まらず、結果的に挑戦すらできなかったのです。そういう自分が心底嫌いになりました。

ここから学んだことは、「自分を信じて行動にうつす」ことの難しさです。年を重ねて経験が増えれば増えるほど、過去を乗り越えられない。どうすれば過去を乗り越えられるのかと何度も考えました。そして、その解決法が二つあると思いました。

まず、過去の失敗を認めることです。「ああ、過去にこんなことあったなあ。その時、悲しかったなあ。だから自分は今怖いんだ」と実際に言語化してみます。でも、今の自分はその時の自分ではないということも同時に言語化して自分に言い聞かせてみます。「過去の自分は過去の自分、そして、今の自分は今の自分、同じじゃない」と。

それから、口だけで「傷ついてもいい」とか言うのではなくて、心の底から「傷ついてもいい」と覚悟を決めることです。わたしには覚悟が定まっていなかった。行動の結果を引き受ける覚悟です。それができなければ、結局、自分は何もできないんだと気づきました。

「自分を信じる」と一言でいってもそれはとても難しいことのように思います。なぜなら、信じる自分は、自分の中にたくさんいるからです。今までの経験の全てがいろんな自分を作っている。その全ての自分をできるだけ理解して、信じられるようになるにはやっぱり自分との対話しかないのかなと思っています。




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