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忙しいことを理由に後回しにしてはならないことがある #91 優先順位
何事も成果を出すには、期限があります。
例えば、人生を瓶に例えた大きな石と小石と砂の話(Rocks, Pebbles and Sand Story)というエピソードがあります。
大きな石(ゴルフボール)は、家族・友達・健康などの「一番大切なもの」です。
そして、小石は、車・仕事などの「ある程度、大切なもの」です。
さらに砂は「それ以外の些細なこと」となります。
もし、最初に瓶に砂を入れたら、大きな石(ゴルフボール)や小石は入らなくなってしまいます。
つまり、些細なことに時間を使いすぎると本当に大切なことに使う時間がなくなってしまいます。
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また、木こりのジレンマというエピソードです。
一刻も早く、一本でも多くの木を切りたい木こりがいました。
・刃が欠けた斧で木を切る木こり
・斧の刃を研ぐことを提案する旅人
木を切り続けるべきか、木を切ることを中断して、斧の刃を研ぐべきか悩む木こり。
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対して、このようなコマーシャルもあります。
「魚の釣れない私に、魚をくれるか、釣り方を教えるか」
これは、中国 老子の格言である「授人以魚 不如授人以漁」から来るものです。
その意味は、「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。」 というものです。
魚を与えれたのであれば、一時的に腹は満たされますが、一日で食べ終えてしまいます。
対して、釣り方は、習得には労力と時間を要しますが、一度、習得できたら一生食べて行くことができます。
格言的には、釣り方を教えるのが正解です。
しかし、飢えていて、生死を争う状況の人が、釣り方を教わる余裕があるのかです。
その姿を見て、思わず、魚を与えたら、その選択を誤りだと言い切れるのかです。
更に、自己啓発書として著名な7つの習慣に登場する時間管理マトリクスがあります。
ここでは、物事を緊急と重要の切り口で、4つの領域に分けられています。
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第1領域「緊急で重要」
第2領域「緊急ではないが重要」
第3領域「緊急だが重要ではない」
第4領域「緊急でも重要でもない」
この中で注視すべきは、緊急と重要の優先順位です。
第2領域「緊急ではないが重要」と第3領域「緊急だが重要ではない」を比較して考えます。
緊急だから、忙しいからと振り回されていると、いつまでも重要なことに取り組むことが出来ません。
如何に第3領域「緊急だが重要ではない」を止めて、第2領域「緊急ではないが重要」に取り組むかです。
念のためですが、第1領域「緊急で重要」は、当然、後回しにはできません。
また、第4領域「緊急でも重要でもない」は、考えるに値しない無駄なことです。
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人生とは、選択の連続です。
結果、安易に目先の緊急なことに振り回されて、実は重要なことから目を逸らしてしまいがちです。
それだけに、日々の大切な習慣として、自分にとって何が重要なのかを見極めながら、今、始めるべきは何か、優先順位をつけた選択と行動をしなければなりません。
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