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【書評】4パターンの「〇〇がない」があなたの世界と使命を決めている〜『ザ・メンタルモデル』

ある有名な起業家さんお薦めの本

占いや性格診断を使って
自分や周りの人の行動パターンを
分析するのって楽しいですよね✨

 

以前、訳あって、とある高額セミナーに
参加させていただいたことがあります。

その講座は
ネットビジネス界で有名な方が
講師をされている講座で、

その講義の中で
”ファン化”の話になったんです。

それで
「人にはタイプがあるから
全てのタイプの人に響く
話し方・書き方をしないとならない」

「お客さまだけでなく
社員もファンにしなくてはならない」

という話があった後に、

「人のタイプ診断や人員配置に
いろんな考え方を参考にしているけれど
今、一番良いなと思っている考え方」

と、こちらの本を紹介してくださいました⬇️

その時はあまり興味を持てなかったのですが、
先日、ふと本屋さんで発見して読んだので
ご紹介します。

 

本の内容から

この本における「メンタルモデル」は、人間が幼少期に体験した痛みを切り離すために「自分もしくは世界とはこういうものだ」と無意識に決定づけたその人固有の最も深いところにある信念(歪み)と捉えています。

ほとんどの人は「不本意な現実」は外部からやってくると錯覚して、一生懸命に外部に働きかけます。ところが、いくら努力をしても自らの歪みに直面しない限り、また同じような「不本意な現実」が絶え間なく押し寄せてきます。

これが「恐れと不安」にドライブされた「分離」の状態と言われる人生です。

今まで多くの人が「社会的な成功」の方法論を説いてきましたが、そのほとんどが「分離の人生」の教えでした。

その一歩先にある「統合した人生」への道をお伝えします。「怖れ」「不安」「戦い」「努力」の人生から、「愛」「調和」「平安」「幸福」な人生への変容です。

 

*メンタルモデル4つの類型

(本によれば、誰もがこのうちの1つに当てはまる)

価値なし
・(こんなにやっても)「やっぱり自分には価値がない」
・価値を出せなければ自分に意味がない
・人からの期待に応えたい
→(代償)他人軸で生きるので、自分がなくなる
→→(創り出したい世界)何ができてもできなくても、存在するだけで価値が認められる世界

愛なし
・(こんなにやっても)「やっぱり自分は愛されない」
・人に与えてばかりで疲れてしまう
・ありのままの自分では愛されない
→(代償)人に過剰に尽くして自分を生きられない
→→(創り出したい世界)ありのままを受け入れられ、理解し合える関係性で繋がる世界

ひとりぼっち
・所詮自分はひとりぼっち
・来るもの拒まず、去るもの追わず
・好きにしたら良い、いてくれたら良い
→(代償)自分や人、世界を割り切って捉え、なくならない孤独を抱える
→→(創り出したい世界)誰もが世界に繋がっているワンネスの感覚で自由に自分の人生を生きている世界

欠陥欠損
・(こんなにやっても)「やっぱり自分はダメなんだ」
・人と比較して自分を下げがち
・不安から行動するのでやることが増える
→(代償)人の中で安心できない、心の平安がない
→→(創り出したい世界)凸凹があっても人は完全で、ありのままで安心して存在できる世界

 

*分離から統合への変遷

適合期
メンタルモデルができる→あるはずのものが”ない”分離の世界に適合する(回避または克服)→痛みを感じないようにして能力を向上させ、社会的な成功を目指す。期間として長い。ここで人生が終わる人も多い。

直面期
外側に不本意なことが起こる→無視すると出来事がエスカレート→自分に向き合わざるを得なくなる。外側の世界は自分の内的世界の投影であることに気づき、認めることができたら、次のステージへ。

自己統合期
抑圧していた自分を思い出し、本当はどう生きたいかを思い出して、自分に繋がる。

体現期
社会の要求ではなく、自分の内側からの要求に応えて生きると決める→それを体現し始める。

自己表現期
自分が信じる世界を外側の世界で分かち合う→それが現実として広がっていく。

 

感想〜「ひとりぼっち」モデルの反省と謝罪〜

お薦めされていた方が
成功されている起業家さんでしたし、

「メンタルモデル」という題名や
表紙の雰囲気からも、
科学的に人の性格を分析したような
本なのだろうと想像していたのですが

それが全然違って!
スピリチュアルというか仏教的というか

「自分の内側が外側の世界を作っている」

が前提の本だったので、
「あれ?こっち系??」と、
読み始めて少し驚きました。

  

それはさておき
私個人のことを、
この本を踏まえて紐解けば

もうそれは
「ひとりぼっち」モデル
しかないでしょう!
という感じ😂

そんな私にとっての
「不本意な出来事」は、
その出来事が過ぎると

「あー、またひとりになっちゃった。
 振り出しだな」

と、スッキリさっぱり
”ひとりになる”ようなこと。

何度も何度も
繰り返されるこのパターンから、
「ひとり」「繋がる」が
人生の重要課題のうちの1つなんだなってことには
気づいていましたが、

今回この本を読んで、
自分が認識するよりもずっと前の幼少期から
この課題が存在していたことに気がつきました。

 

そして、
今まで散々繰り返してきた
ひとりぼっち的行動を反省して

 

「強く見えるかも知れないけど
自分の弱さが自分でも怖いくらいなの。

自分は見捨てられるのかも知れない・・・
自由がなくて苦しい・・・
そう感じた時の不安はもう本当にひどくて、
日常生活にも支障をきたすくらいなの。

だから結局、
自分からなかったことにしちゃう。

バッサリ切っちゃっているけど、
自分のためなのであって、
あなたが嫌いなわけじゃない。

”好きにして”って言うのは、
ほんとにそのまま。
気を遣ってくれているの分かるけど、
そういうの必要としてない。

なにをしてくれなくても、
ただそのままのあなたが好きだし、
大切に思ってるから。

さよならしてもそれは変わらないから」

 

と、全世界に向かって謝りました…。


こんな方にオススメ

✅お金や名誉・地位などの
社会的な成功を目指すように、
自分の外側に煽られている生き方に
疑問を感じている人

✅頑張ってきたし、成果は出たけど
なんか疲れちゃったな・・・
と感じている人

✅自分を変えるため手段として
「自分の痛み」を感じたい人


などにおススメです。

逆に、

「自分の内側が外側の世界を作っている」
という考えに馴染みのない方

モデルと変遷(ライフ・タペストリー)の
説明の部分以外は
セミナーでの塾生さんと著者との
やりとりを書き起こしたものなので
「知識」としての読書を求める方

には
お薦めできないかな・・・という感じです。

 

長くなりましたが
今回は
『ザ・メンタルモデル』
ご紹介しました!
では〜👋

本日もお読みいただき
ありがとうございます😊

スキ・コメント嬉しいです💖

 

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世界の全ては自分が起点であると
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