その資格は手段でありゴールではない。
今年から、10万以上かけてある資格取得に励んできました。
だけど、資格の勉強はやめることにしました。
当初は資格を取得し、ゆくゆくは社外のキャリア形成に役立てようと思っていました。
しかし、勉強を進めていく中で「私にとって本当に必要か?」を自分に問いかける場面が多くなりました。
そして、今の私には必要ないと判断しました。
その分野は興味深いし好きなこと。だけど、
それがあれば目的が達成できるのか?
本当に必要なことなのか?
それについて、想像が足りてなかったなと感じています。
1.ピンときた、ライフオーガナイザー資格
去年から社外キャリアを構築したいと思っているため、「私のしたいことって?」「私ができることって?」を考えています。
そして、ピン!ときたのがライフオーガナイザーという資格。
片付けサービスの一種ですが、断捨離するだけ、収納用品を活用するだけではありません。
まずは自分の価値観や理想の生活スタイルを明確にした上で、片付け支援をします。
私はワーキングマザーのモヤモヤをクリアしてにして、未来へのスモールステップを歩むお手伝いをしたいと思っています。
なので、住環境について価値観を明確にするという考えにピン!ときたのです。
さらには、物心ついたときから整理整頓好き。大学は住宅設計も学んでいました。
ライフオーガナイザーの資格は、私にピッタリ。
まさに、「好きなこと×できること」だ!
ですが、私の考えは勉強を進めるごとに甘かったと感じる機会が多くなりました。
2.図面を描くのが苦手
ライフオーガナイザーは、部屋の図面を描ける必要があります。設計士のような難しいスキルは不要ですが、部屋や家具のレイアウト、寸法は正しく書けないといけません。
資格取得には図面作成の練習があるのですが、それをしていて気付いたのです。
私、図面描くのが好きじゃないんだった…!
大学時代も図面を描く機会は何回もあったのですが、ほんとうに苦手で。その事実を忘れていて。致命的。
3.フルタイム勤務+母親業にプラスしてできるのか?
ライフオーガナイザーの一般的なサービスの流れは、
①相談者へのヒアリング(価値観、理想の家など)
②家の状況(物の多さや広さなど)を調べる
③図面をおこす
④片付けの提案を実施
⑤一緒に部屋の片付け
というプロセスです。
そもそもこれが、フルタイム勤務の子育てしながらできるのかという問題に直面しました。部屋の片付けは一度始めると中断できないし、作業も多い。
現実的にこれをするのはとても難しいと気付きました。
4.自宅に加えて、他人の家の片付けをしたいと思うか?
私は小さい頃から、暇さえあれば家中を片付けをしてきました。
高校時代には率先して、友人の部屋も片付けてました。
だけど所詮はやりたい時、やりたい場所の片付けです。
今は、自宅の片付けと掃除が毎日義務的に発生します。
自分の家を片付けた後に、他人様の家を片付けできる…?
想像したときにこれはちょっと私には無理かもと思いました。
(気付くのが遅い)
5.整理整頓好きの根底にあるものは?
もう少し深掘りして、なぜ私は整理整頓好きなのかを考えてみることにしました。
・どこに何があるか迷わなくなる
・心が落ち着く
・物を整理している時間に、思考が深まる
つまり、心理的な要因が多いんです。
気持ちがスッキリするのが好きなんだな。
片付けは、心がスッキリする手段だったんだな。
と、気づくことができました。
ライフオーガナイザーとして活動する人の中には、片付けの作業を請け負わない人もいます。
つまり心理学やコーチング関連のオーガナイザーです。
しかしながらメンタル分野において、オーガナイズするのであれば、キャリアコンサルタントでも充分可能では…?という、そもそも論にたどり着きました。
6.大切なのは「目的」
大切なのは、誰に向けてどんな良いこと(変化)があってほしいのかを考えることです。
〃ママのモヤモヤをクリアしてにして、これらの未来へのスモールステップを歩むお手伝い〃
ようは、これが出来たら何でも良いんですよね。
私は手段にフォーカスしすぎていました。
キャリアコンサルタント×「○○」になる、タグが欲しかったのです。
自分が支援したい人の困りごとを、多面的に考える。
資格がゴールではない。
そのことを学んだ半年間であり、今後も意識していこうと思います。
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