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私たちは労働の奴隷じゃないから

私は今、「仕事のため」に生きている。

平日朝は7時頃に出勤し、夜は21時前に退勤。
忙しい時は22時過ぎても学校にいる。
帰ってきたら週末に作り置きしたものをかき込むように食べて、シャワーだけ浴び、少しだけ仕事をしてから寝る。
平日も土日も仕事のことを考える。
長期休みぐらいしか、自由に休みは取れない。
そんな生活も5年目だ。

今はいい。
仕事は生きがいだから。
でも、これからは?
もし、結婚して子どもができて、生きる目的が仕事だけではなくなったら、今の生き方はできない。
「もっと効率的に働いて早く帰れば?」
という言葉はもっともだが、いい加減な仕事になってしまいそうな気もする。
それは絶対に嫌だ。

教師は素晴らしい仕事だ。
実際、私の知る「先生」は、「子どもたちのために」を一番に考えている方ばかりだ。
けれども、教え子たちに自信を持って「先生」という仕事は勧められない。
一人一人の熱意をあてにして、犠牲を払わせ続ける今の働き方には疑問符が浮かぶ。
なにも楽ちんな仕事をしたい訳ではない。
ただ、「自分たちのために」生きられる余白が欲しい。

生きがいを仕事の他に持っていても、働き続けられるような改革を。
未来の若者に繋いでいけるような労働環境を。

私たちは労働の奴隷ではない。

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