東南アジアで一旗揚げたい男

新卒で日本のITベンチャーに就職し、データ分析職に従事した後、ベトナムに渡り、2年弱現…

東南アジアで一旗揚げたい男

新卒で日本のITベンチャーに就職し、データ分析職に従事した後、ベトナムに渡り、2年弱現地スタートアップ企業にてベトナム人向けサービスの立ち上げ・グロースに携わり、その後ホーチミン市で起業。今はベトナム企業に転職活動中

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ベトナムのSMB向けECプラットフォーム: Telio

Telioという面白いサービスに出会ったのでそのサービスを紹介する。 Telioはベトナム全土の内半分の都市に既に拡大している、Retailer, wholesaleを繋いでくれるサービス。ベトナムでは8割以上の商店がいわゆるSMB, 個人商店であり、そのためデジタル化もかなり遅れている。 TelioはそうしたSMBに対してプラットフォームを提供している。SMBはアプリ上に表示される商品を必要な数ピックして、必要に応じてオーダーすると、Telioの倉庫から専用のドライバー

    • 外国籍起業家のベトナムでの成功法則

      転職活動をする中で、Nonベトナム人で起業をし、ベトナムマーケットで一定の成功を収めている人のパターンが見えてくる。 まず最初にベトナムで5年前くらいから伸び始めてる企業の黎明期から在籍している。勝ち馬に乗ったのではなく、初期から在籍している。その上で、戦略上かなりその企業に重要なポジションで働いた上で、その産業や領域に特有の課題を解決する新たなサービスで事業をおこしている。 具体例で言うと例えば5年前のgrab, tiki, lazadaのような今でもベトナムの生活の中

      • ベトナムのBNPLスタートアップ: Fundiin

        今日は以前、前職で参加したedtech asiaというイベントで出会ったBNPL領域のスタートアップでCTOをやってる方とお茶をした。 ベトナムではクレジットカードの貫通率がかなり低く、故にECなどの支払手段がなく、結果としてEC化率も低く止まっている状況にあるようだ。 Fundiin社はベトナムのBNPL(buy now pay later)の中ではかなり早くサービス展開をしていたが、今年に入ってかなり類似サービスが増えてきているらしい。 特にベトナムにおいてどういっ

        • 会社を縮小し、転職をすることにした

          会社を縮小し、転職をすることにしました。これまで、売上を必死に作り、そのキャッシュで自社プロダクトを作って、というのを目指してきたが、自転車操業感を抜け出せず、このまま会社を回しながらサービスを作り大きくしていくイメージが全くわかなくなってしまった。 また、今のベトナムで、どんなサービスが受けるのか、時流に乗ったサービスとは何なのか、なども中々感覚が掴めずにいた。これも一重に以前書いたように現地の感覚が薄く、またチームメイトがいるわけでもないため、なかなか難しいのだろう。

        ベトナムのSMB向けECプラットフォーム: Telio

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        • ベトナムスタートアップ情報
          2本
        • ベトナム起業日記
          10本

        記事

          6日間の闘病生活

          3月2週目、コロナなのか食中毒なのか結果わからなかったが、一週間ほど嘔吐と発熱が止まらないかなり辛い症状だった。会社を回している中で風邪を引くと誰も助けてはくれず、ただただ売上が下がるので本当にきつい。 回していくことの難しさを感じたのだった。

          【ベトナム起業】成すべきことをなす

          今日は初対面の人とたくさん会う機会があった。コロナ後はなかなか新たな人に出会う機会はないので、何か新しい人に会う場面があれば、積極的に顔を出すようにしている。 ただ、毎回気持ちよく終わるわけではない。今日は「仕事はなにやってるの?」とたくさん聞かれた。私は「日本向けにグロース戦略考えるのがメイン、週末は自社プロダクト開発に向けてヒアリングや要件定義をしている」と答える。すると、当然「どんなプロダクトなの?」と聞かれる。私は「HR Techですね」と答えた。正直"HR Tec

          【ベトナム起業】成すべきことをなす

          【ベトナム起業】長期戦を戦うためには自分の機嫌のとり方を覚えよ

          機嫌で人をコントロールする人経営者を見ていると、精神的に成熟していて、自己を上手くコントロールしている人と、ストレスを周りに撒き散らし、雰囲気を悪くしてしまう人がいるように思う。当たり前だが、私は前者でありたい。経営をしていくのはストレスフルなものであるが、前者の特徴は自分の機嫌のとり方を知っているということである。 私の機嫌のとり方この一週間、どうしたらもっと一日を「今日もよくやったな!」という気分で終えることができるのか、という点について考えていた。これまでの私は、タス

          【ベトナム起業】長期戦を戦うためには自分の機嫌のとり方を覚えよ

          【ベトナム起業】戦略的キャリアとタイムライン

          年齢と期待値会社を作ってからそろそろ半年を迎える。私は今26歳でまだ若者と言っても良い年齢だ。先日、業務委託をさせていただいている会社の一員として、とある方を面接した。普通に優秀な方ではあったものの、私より一回りほど年齢が上の方であり、その観点で言うと期待している経験(例えば大きい会社と上手くすり合わせながらゴリっと進める、など)はまだそこまでないのかもしれない、と推察した。 年齢は残酷なもので、いくつになってもチャレンジできる!という言説はあるものの、歳を重ねるほどに自分

          【ベトナム起業】戦略的キャリアとタイムライン

          【ベトナム起業】目の前のキャッシュを重要視するあまり、中長期で必要なことをできていない

          キャッシュは何よりも重要私はゲーム理論でいうと超リスク回避型だと思う。側から見れば、新卒で入った大手企業を1年くらいで辞めて、給与を落としてベトナムに来たり、その後ベトナムで会社を作ったりとリスクをとっているように見えるのだが、実際はリスクをとっている意識はなく、リスクとリターンの計算をした上で、意思決定をしている節がある。 例えば、1年で辞めてベトナム、に関しては、「どうせ数年今の会社に残っても、数年後には東南アジアに行きたくなっている。そう考えると、給与が低い今のうちに

          【ベトナム起業】目の前のキャッシュを重要視するあまり、中長期で必要なことをできていない

          【ベトナム起業】初オフショア開発契約まとまらず、罰金の支払い?

          オフショア事業をやろうとした半年前法人登記をした直後に、日本にいる仲の良い先輩におすすめ&一緒にやる?ということで、ベトナムでオフショア事業をやろう、という話になった。その時は私が業務委託で抱えているクライアント数も少数で、オフショアを進めていくにあたっても時間もかなり余裕を取れる状態だった。その先輩のことは大学時代からインターン、その後は副業でも彼のビジネスを手伝わせていただくなどかなり信頼度が強かったため、2つ返事でOKした。 彼自身がやっている開発会社として、ベトナム

          【ベトナム起業】初オフショア開発契約まとまらず、罰金の支払い?

          【ベトナム起業】ベトナムでの法人登記から今日までのまとめ

          今日から新たにnoteに登録し直し、会社として、どのような進歩を辿ってきたかを週に1回程度綴っていこうと思う。なぜ書こうと思ったかでいうと、 ジャックドーシーの最初のツイートに価値が億単位でついているのをみて、その道のりを記しておくことが、成功しようと失敗しようと価値になるかなと思ったから。 noteは既に本名でも5年近くやっているが、敢えて人にあまり見つからない形で一定匿名で赤裸々に今やってること、もがいていることを残したくなった。知っている人の前だとうまくいっているよ

          【ベトナム起業】ベトナムでの法人登記から今日までのまとめ