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#旅SUTA/絶景のプラハ城にある1,000年の見どころと建物豆知識

#過去pick 、inプラハ日記。
憧れの街の一つだったプラハに渡航した際の豆知識と、感じたことの備忘録。

とにかく、『色鮮やか』で何だか『ホッとする街』だった
※絵葉書で見た場所の角度を探して、撮れるのも楽しい♫

プラハ城下


ヨーロッパ行きたい場所ランキングで、常に名前を見ていたプラハ。行ってみたかった理由はそれこそパッと見の印象と、何となくww

城や建物はどこの国、場所へ行っても見たいに違いはないのだけれど。
なぜか『行ってみたい』と思った。

見どころは??と言われれば、やっぱり丘の上にあるプラハ城を下から見る眺めと大聖堂のステンドグラス。そして街中にあふれる、歴史が現代に閉じ込められたような建物と…川くだりが楽しすぎた!!

意外に思ってたより広かった、川。
意外と最近の建物に混じって違和感のない、1000年前の建物。
意外と坂道に多い、ミステリアスな小道。


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丘の上にあるプラハ城までは、駅やバス停付近からだいたい歩いて15分-20分ぐらい。ちょっと坂道が多い。レンタル自転車も多いし、風を切って走るのも良いかもしれない。

💛豆知識1

プラハ城を囲んでいるのは城壁ではなく、建物に囲まれてる。いわゆるお城と呼ばれていたのは、その中に連なった普通の3階建てぐらいの建物。
中心で目立っているのは『大聖堂

3.プラハ(195)

下の地図の赤い点線に囲まれた建物の集合体が『プラハ城』
(方向音痴すぎるので、今回はillustratorで地図を描いてみたっ。ちなみに駅は左上で画面から外れてますww北門より上です)

アートボード 1@300x-100

※ちなみに、レ・ミゼラブルに出ていたのは左中央付近のフラチャ二広場でした。(んんーーーわかりづらい💦)

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3.プラハ(259)

「正門はめちゃくちゃ混むっ」ということで、いわゆる裏側的な入口からチケット購入して場内へ入ります。しかし、今回の地図を描いてみて気付く。「北門だったのかーっ」てことにww

もちろんちゃんと入場チェックするゲートや受付人とは別に、正門とおなじように門番の兵隊さんもいて。お仕事中なだけに微動だにしない姿勢の良さに、「一緒に写真を撮ってもいいですか?」と聞いてみたらにっこり笑ってくれた。


そんな門番に挨拶をして、数分歩くと大聖堂の正面が見えてくる。

3.プラハ(269)

3.プラハ(273)

ザ・ゴージャス大聖堂の正面入り口。よくテレビや教科書に出てくる、大きな丸いステンドグラスのある聖ヴィート大聖堂の正面玄関。大きすぎて普通のカメラでは入りきらない。

💛豆知識2

伝統的なゴシック建築と呼ばれる建物の造り方で、高さは96.6m。実は正式名称は3つの建物名称の総称で『聖ヴィ―ド、聖ヴァーツラフ、聖ヴォイテフ大聖堂』が正解らしい。

時が止まった場所、ともいわれる大聖堂。

よく見ると柱周りからところどころ出ている彫像、ガーゴイル。コウモリみたいな羽と鋭いくちばしを持つ門番が、実は竪樋の変わりに水を集めて排水してる。

基本的にヨーロッパの方って今も昔も建物に日本のような屋根や庇がなぃ。それって単純に雨が少ないからなのか、日差しの関係なのか。

プラハ城

ガーゴイルがいっぱいいる…

側面からみても背面から見ても、違う建物に見えるこの大聖堂の地下には、歴代の王様たちが眠る墓地を兼ねていて。とはいえ地下に行かなかったからか聖堂内が荘厳すぎるのか、内部にお墓なイメージは個人的にはあまりなく光のシャワーがサンサンと降り注ぐ聖堂内。

この大聖堂はもともと最初に建った教会が925年と言われていて。そこから改修したり増築されたりして最終的に完成したとされるのが20世紀に入ってから…600年ちょっと工事して完成したことになる

引継ぐ方も気合が必要。

途中戦争や火事や政治交代、王の離脱や帰還、財政難などなどでちょくちょくストップしたり方針が変わったりした記述はあるものの、ほとんど壊されることなく工事が続いて今のカタチに。ゴシックとは言え、複合的に作られている建物。

歴代に渡る建築家と、職人たちの精工な匠技が引き継がれた末の建物。紙の図面はどのように保管され追記され続けたのか、気になる人はお仲間ですね♪

外壁の装飾の細かさや屋根の細かい作業はどうなってるんだろうと不思議に思ってしまうほど細かい。石工のほぼアートの世界。

双眼鏡も遠近レンズも持っていかないとキツイかも。

入場チケットは大きく3つのコースでした。
◆Aコース 350CZK
旧王宮、聖イジ―教会、黄金の小道、聖ヴィート大聖堂、常設展、聖イジ―修道院国立美術館、火薬塔、ロジュンベルク宮殿
◆Bコース 250CZK
旧王宮、聖イジ―教会、黄金の小道、聖ヴィート大聖堂
◆Cコース 350CZK
聖ヴィート大聖堂宝飾展、旧王宮美術館。

この時はBコースのチケットを購入。黒塔や火薬塔を見ている時間的余裕はなくてBコースにしたものの、旧王宮も中までは見学できないという残念過ぎる時間配分に。

「プラハ城だけで1日かけてもいいと思う」と言われる意味がわかる気がした。場内はもちろんディズニーランドほど広いわけではなく。でも、大聖堂入口に並んで中を流れに沿って観るだけで2時間以上かかる!(もちろん並ぶ価値はありです)
正門である西門から黒塔のある東門まで軽ーく歩くだけでも15分以上かかるww

途中にある教会や、黄金の小道、大統領府など覗いていたら2~3時間なんてあっという間だと思います。

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外壁には絵画が書かれている面も。銃弾のあとや、ちょっぴり欠けた柱なども。

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大聖堂の中は入口付近までは無料でも見学可能です。が、ステンドグラスや通路の奥へはチケットが必須で。宝玉や絵画なども置いてある場所があります。あ、もちろん触れちゃダメなやつですけど。

中へ入るとアーチ型の天井と細く上品な柱たちが迎えてくれる。大聖堂に一番お金と時間をかけて仕上げている信仰心と、継ぐ心がわかる場所。

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3.プラハ(290)

3.プラハ(296)

ステンドグラスは入口を入ったところから続いていて、「スゴイ!キレイ!」の一言しか出ず、語彙力のなさに悔し涙が…

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💛豆知識3

↑↑ミュシャが描いた、絵画のようなステンドグラス。実はこの作品にだけ協賛者名がデザインの一部のように組み込まれています。鮮やかな青と中央の白、赤のコントラストが目を引くのと。なんというか目を引くので、すぐわかります。

ミュシャが制作のための融資を受けていた「BANK SLAVIE」

この会社の証券をミュシャがデザインしていたこともあり、多額の寄付を贈与し聖堂を完成に近づけたとか。いつの時代も建造物はお金なしには語れない。

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3.プラハ(292)

太陽の光がいろんな角度で入ってきて、中央はめちゃめちゃキレイです。

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💛豆知識4
礼拝堂と入口上の円形ステンドグラス。
正面入り口の真上のバラ窓です。
天と地を現す絵が描いてあるらしい。
使われているガラスはココだけで2万7,000個超えてるという。

3.プラハ(277)

余談ですが、正午には兵隊さんたちの行進が第二の中庭広場で観れちゃいます。(聖ヴィート大聖堂の隣)


帰りがけに見た大聖堂の南側の一部から東側面はめちゃめちゃ工事中。
手作業がめちゃんこ多くて、修繕には時間が必須らしいです。
使用している道具も観たかったけれど、もちろん昼間はほぼ休工中。
なんとなく、なぜかファイナルファンタジー12を思い出した。

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💛豆知識5
城内をちょっと歩くだけで、ゴシック(12世紀~15世紀)ルネサンス(15世紀~16世紀)、バロック(17世紀~18世紀)とバシリカ(古代ローマ教会内の造り)建ち並ぶ不思議な歴史空間。同じ建物内でも違和感なく歴史が入り混じってるだけに、厳密さよりも調和を楽しめる空間。

美術館や展覧会ものぞいてみると、もっと楽しいはずっ
また気軽に旅行に行ける日が来たらもう一度いきたい場所です。

※プラハ城スタバからの景色はコチラから









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