Vita Soccer Academy

元Jクラブコーチが親のお悩み解決のヒントを発信しています | 幼児・小学生対象のサッカ…

Vita Soccer Academy

元Jクラブコーチが親のお悩み解決のヒントを発信しています | 幼児・小学生対象のサッカーアカデミー | 元プロ・元Jクラブコーチが試合で活きる本物の技術を直接指導 | 東京・千葉でスクール開校中

最近の記事

時間の使い方

私の中1の息子の場合、学校の勉強、クラブ活動、塾などで今、ちょうど毎日へとへとな状況です。 やるべきことも増えて、小学校時代とは忙しさが桁違いになりました。 息子に伝えていることは、 「今、何を優先して取り組まないといけないのか」 を考えるように、といったことはたまに話をします。 今は昔と違って、携帯やタブレットがあればいくらでも時間が過ごせる時代です。そのあたりは、親が強制的に制限をかけないと、まだ自分ではコントロールが難しい年代でもあります。 自分のやり

    • 大人が踏み込んではいけない領域

      サッカーは誰がプレーするのか。それは選手たちです。 私も指導者なりたての頃は、もっとこうしたら上手くいくのに、なんでこれができないんだろう。。。そんな思いが強く、いろいろなことを子どもたちに教えていました。 しかしある時、ふと子どもたちの目を見たら、つまらなそうな表情でプレーも消極的になっていく姿を見ました。子どもたちは素直で純粋なので、教えたことは一生懸命やろうとします。 でもそれが子どもたちのサッカーへの情熱を奪い、自分で考えて自由にプレーする楽しさを奪っているので

      • 怪我との向き合い方

        サッカーに限らず、スポーツをしていると怪我はつきものです。まず、怪我には2種類あります。 打撲や捻挫、骨折などは「外傷」 同じ動作を繰り返すことなどによる痛みは「障害」と分類されます。 外傷に関しては、原因がはっきりしているので、休むという判断は比較的しやすいかと思います。 問題は「障害」のほうです。 スポーツ障害とも言われていますが、痛みはあるけど、「これぐらいならできそう」とついつい無理をしてしまう。 障害に関しては、日々の身体への負担が積もり積もって痛みにな

        • トレセンの弊害

          トレセンについて、親が1番知っておいてほしいことは、合格した子と落ちた子に決定的な差はほとんどないということです。 地域のトレセンレベルであれば、担当する指導者(選ぶ側の視点)で選手の評価は変わります。選ばれなかった選手も、その後の取り組み方次第で簡単に評価は逆転できます。 ですので、トレセンの合否だけが絶対的な基準と捉えないでほしいと思います。なにより子どもは、いつ伸びるかわかりません。環境(チーム)や出会った指導者でその後大きく変わる可能性があります。 私が関わった

          パパコーチ、気をつけること

          自分の子どもがチームに入ると、パパコーチとしてお手伝いをされる方がいるかと思います。指導の中で、自分の子どもに対する接し方に難しさを感じている方は多いのではないでしょうか。 自分の子どもには、どうしても厳しくなったり、要求が高くなったり、帰りの車でダメ出しをしたり。愛情が強い分、つい口をだす回数も増えてしまう気持ちはとてもよくわかります。 どんなに有名な指導者でも、この親子の関係だけは、頭ではわかっていても感情をコントロールすることが難しいと言われています。 ただ、コー

          パパコーチ、気をつけること

          子どもが自主練をやらない理由

          子どもが自主練習をやらない理由はただ一つ。 サッカーの「優先順位」が低いからです。 ゲームの場合は「ゲームやりなさい」なんて言わなくても勝手にやりますよね。しかも制限をかけないといつまでもやる。。。 それはシンプルに「楽しいから」です。やる理由=楽しい・好きです。 「自主練しないと上手くならないよー」 「あの子はやってるよー」 言いたくなる気持ちはとてもわかりますが、ぐっと我慢しましょう。脳科学的には、自分がやろうとしていないことを急かされても習慣化はしないようにな

          子どもが自主練をやらない理由

          試合に出れないとき、親ができるサポート

          わが子が試合に出られない姿を見ると、何かしてあげたくなる親心は非常に理解できます。しかし、サッカーを続けていくと、必ずそういう時期は経験します。 また、サッカーに限らず、社会に出ても同じように苦しい時期や困難を経験するはずです。ですので、そのような時期は、サッカーを通じて困難を乗り越える力を身につけられる機会と捉えてみると良いかもしれません。 そこで本日は、試合に出られない時期をプラスに変えていくために親ができる3つのサポートをご紹介いたします。 1.長所と短所の整理

          試合に出れないとき、親ができるサポート

          セレクション後、親がかける言葉

          サッカーを続けていると、チーム入団のためのセレクションやトレセンの選考会などに参加する機会があるかと思います。 また、サッカー以外でも受験や就職活動など、これからの人生の中で何かしらの「結果」や「評価」が下される時があります。そんな時、親は子どもにどのようなな接し方をしたほうが良いのでしょうか。 ・望む結果が得られた時 努力してきた過程や費やしてきた時間の成果だと思いますので、「おめでとう!これからも応援しているよ!」と褒めてあげるのが良いでしょう。そのシンプルな言葉が

          セレクション後、親がかける言葉

          折れない心の身につけ方

          わが子にはなるべく挫折をさける道を歩んでほしいと思うのが親心です。 しかし、変化のスピードが早いサッカーの現場や社会で、親が子どもの将来のレールを完全に敷いてあげることは不可能です。 なぜなら、親が経験したことがないことや、思いもよらない挫折や逆境に子どもが直面する可能性があるからです。そのような時には、自分で考えて自分なりの方法で前に進んでいかなければいけません。 私は今、サッカーコーチと同時に会社を経営する経営者でもあります。 毎日毎日、予期せぬことが起きますし、

          折れない心の身につけ方

          やってはいけない、ドリームキラーとは

          お子様は、将来の夢はお持ちでしょうか。 親であれば子どもの夢をサポートしたいと思うことは当然のことだと思います。しかし、日常生活の中やスポーツの現場では、子どもの夢に対して否定的になっている大人が多いように感じています。 「夢は◯◯になることだって言ってなかった?」 「全然やる気が感じられない」 「そんなんじゃ〇〇にはなれない」 「〇〇ばかりやってないで勉強しなさい」 などの言葉で、子どもにプレッシャーをかけていないでしょうか。夢を口にしたり、語ることが重荷になっ

          やってはいけない、ドリームキラーとは

          移籍したいとき、親がかける言葉

          小学4年生の子をもつ保護者からこのような質問をいただきました。 「移籍を検討しているのですが、どうしたら良いですか」 まず、1番に考えていただきたいのが、子どもの気持ちです。サッカーをプレーするのは子どもであり、親ではありません。子どもにどんな意志があって、なぜ移籍をしたいのか話を聞いてみて下さい。 以下3つはジュニア年代でよくあるケースですので、参考にしてみて下さい。 1.試合に出られない なぜ試合に出られないのか、本当にやり残したことがないか、まだやれることはな

          移籍したいとき、親がかける言葉

          親が気をつけたい、わが子への接し方

          私の経験から伸びていく子、成長を続ける子には共通点があります。 それは「自立」です。 自立というのは、主体性が高く、自分で考え、行動できる子のことを指します。サッカーは、試合になれば常に状況が変化する中で、自分で観て、判断し、プレーを実行していかなければいけません。 この力は、ピッチの中だけでは養うことはできません。具体的には、普段の私生活から行動や考え方を良くしていく必要があります。 以下3つのことは、子どもの自立を妨げる可能性がありますので親としては注意が必要です

          親が気をつけたい、わが子への接し方

          セレクション、コーチが見ているポイント

          サッカーを続けていると、セレクションや選考会を経験すると思います。コーチやクラブによって評価ポイントは異なりますが、今回は私がJクラブ在籍時に見ていたポイントについてお伝えします。 1. プレー面について 一番は、この選手はどんな武器・特徴があるかを見ていきます。その上で、ドリブル、パス、トラップ、キックといった基礎技術、状況判断力、プレーの連続性、守備の意識、コーチング、スピード、高さ、アジリティなど総合的な能力の高さを見ます。 2. ピッチ内外の立ち振る舞いについて

          セレクション、コーチが見ているポイント

          気をつけたい、指導者の特徴

          もしあなたのお子様が、このような指導者から教わっているようでしたら環境を変えることを検討する必要があります。(ジュニア年代) 試合や練習中にミスばかりを指摘する。ミスに怒鳴る。 ミスが出るとイライラして機嫌が悪くなる。 指示、命令ばかかりで子どもがロボットのようになっている。 具体的なアドバイスはなく、自分で考えろが口癖。 ベンチでの態度が悪い。審判の判定に文句ばかり言う。 残念ながらサッカーに限らず、このような指導者は他競技のスポーツ現場でもまだまだ見かけます。

          気をつけたい、指導者の特徴

          ジュニア年代、適切な練習時間

          JFA(日本サッカー協会)が推奨している小学生の練習時間は、1週間300分以内です。 10歳までは、1回60分以内の練習を週2回程度、週末に40分程度のゲームを1回。11〜12歳に関しては、1回75分以内の練習を週2回~3回程度、週末に60分程度のゲームを1回。 皆さん、この数字を見てどう思われるでしょうか? もちろん、この数字は目安ですので、これ以上やってはいけないということではありません。ただし、2時間~3時間以上の長時間の練習を強制的にやらされている場合は注意が必

          ジュニア年代、適切な練習時間

          部活orクラブチーム、メリット・デメリット

          中学生以降もサッカーを続けていくには、部活orクラブチームの選択肢があります。だいたい小学5年生ぐらいから、なんとなくまわりの友達や保護者間でも話が出てくるのではないでしょうか。 それぞれの環境について、メリット・デメリットがありますので、参考にしていただけたらと思います。 部活のメリット 学校内で活動するので、移動がなくサッカーができる。 同じ学校の仲間だけで行うので、人間関係を築きやすい。 試験前は活動が休みになることが多いので、勉強時間が確保できる。 金銭的

          部活orクラブチーム、メリット・デメリット