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移籍したいとき、親がかける言葉

小学4年生の子をもつ保護者からこのような質問をいただきました。

「移籍を検討しているのですが、どうしたら良いですか」

まず、1番に考えていただきたいのが、子どもの気持ちです。サッカーをプレーするのは子どもであり、親ではありません。子どもにどんな意志があって、なぜ移籍をしたいのか話を聞いてみて下さい。

以下3つはジュニア年代でよくあるケースですので、参考にしてみて下さい。

1.試合に出られない

なぜ試合に出られないのか、本当にやり残したことがないか、まだやれることはないか、聞いてみたり考えさせたりしてみてください。

親としては、子どもが苦しんでいる姿を見るのはつらいですが、うまくいかない時こそ成長するチャンスです。

2.試合に勝てない

チームの中心で試合に出ているのであれば、まずは自分のプレーでチームを勝利につなげられるように頑張らせてみてください。

弱小チームであっても、どんな試合も手を抜かず、目立つ選手になればトレセンスタッフやJクラブのスカウトの目にとまる可能性もあります。

強いチームでまわりと切磋琢磨するのもありですが、今、楽しくサッカーができているのであれば、自チームの中心で活躍することで、逆にオファーをもらえる選手になれる可能性があります。

3.人間関係が上手くいっていない

今のチームで楽しむことができていないのであれば、移籍は選択肢の一つです。しかし、コミュニケーションの問題であれば、その前にやるべきこともあります。

チームメイトとコミュニケーションをとる努力はしたか。勇気をだして自分の気持ちを伝え、相手の気持ちも理解しようとしたか。自分の頭で考えた上で、わからないことを指導者に聞いてみたか。

移籍しても、人間関係はどこのチームに行っても必ずあります。しかし、無理に頑張らせてサッカーが嫌いになってしまうことは避けなければいけません。

指導者やチームメイトから過剰な嫌がらせや不当な待遇を受けている場合は、すぐに移籍することをお勧めします。

最後に

子ども自身がより成長を望み、成長できる環境に身を置きたいという強い意志がある場合は、ぜひ親が環境選びのサポートをしてあげてください。

Vitaサッカーアカデミー代表
久保田健太

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