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セレクション、コーチが見ているポイント

サッカーを続けていると、セレクションや選考会を経験すると思います。コーチやクラブによって評価ポイントは異なりますが、今回は私がJクラブ在籍時に見ていたポイントについてお伝えします。

1. プレー面について

一番は、この選手はどんな武器・特徴があるかを見ていきます。その上で、ドリブル、パス、トラップ、キックといった基礎技術、状況判断力、プレーの連続性、守備の意識、コーチング、スピード、高さ、アジリティなど総合的な能力の高さを見ます。

2. ピッチ内外の立ち振る舞いについて

試合中やピッチ外での立ち振る舞いについても観察していきます。特に試合中、ミスした直後のプレーや態度はチェックポイントです。

ミスしても再度チャレンジしようとしているか、ボールをとられたら取返しにいっているか。ミスを仲間のせいにしていないか。仲間のミスをカバーしようとしているか。

現時点で技術や身体能力的に劣っている部分があったとしても、このような姿勢でプレーできる選手は、伸び代がありますので、コーチたちに好印象をあたえることができます。

逆にミスをしたら不貞腐れたり、仲間のせいにしたり、次のプレーに切り替えられない選手はネガティブな印象をあたえてしまうことになります。

また、以外とコーチたちが見ているところはピッチ外での態度です。

体験会やセレクションでは、その日初めて会った仲間とプレーする機会がほとんどです。その中でも休憩中に仲間と話をしていたり、コミュニケーションがとれる選手なのか。

ほとんどの選手はできませんので、そのようなことをしている選手はコーチ陣にポジティブな印象をあたえることができます。

3. 親について

多くのクラブでは、上記1・2のうち、プレー面やピッチ内外でコーチの目に留まれば入団できる可能性は高まります。

しかし、Jクラブや強豪街クラブになると、自チームの選手や選抜クラス、さらにスカウトもいますので、良い選手は常にリストアップされています。

選手の将来性、性格面、日頃の練習態度、ピッチ外での立ち振る舞いまでコーチ間でしっかり共有されています。

中学生のチームですと、だいたい1学年18名~24名程のチーム構成になりますので、一つのポジションに2~3名。後はポジションバランスなどを考えながら、選手を獲得していきます。

そして、最後に親です。

Jクラブでは必ず親子の面談も行われます。クラブと良い関係を築いていただけそうか、理解が得られそうか、そのようなところも見られています。

GKに関しては、親の身長も見られます。また、今は骨年齢から将来どのくらい身長が伸びるかある程度わかりますので、そのあたりもチェックされていきます。

少しでも参考になれば幸いです。

Vitaサッカーアカデミー代表
久保田健太

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