見出し画像

試合に出れないとき、親ができるサポート

わが子が試合に出られない姿を見ると、何かしてあげたくなる親心は非常に理解できます。しかし、サッカーを続けていくと、必ずそういう時期は経験します。

また、サッカーに限らず、社会に出ても同じように苦しい時期や困難を経験するはずです。ですので、そのような時期は、サッカーを通じて困難を乗り越える力を身につけられる機会と捉えてみると良いかもしれません。

そこで本日は、試合に出られない時期をプラスに変えていくために親ができる3つのサポートをご紹介いたします。

1.長所と短所の整理

まずは、子ども自身で自分の長所と短所を整理させてみましょう。この時、サッカーに限らず、性格や考え方も含めて出してみると良いと思います。

親から見た客観的な意見も伝えてあげると、サッカーに通じる部分も見えてくるはずです。

2.日常を変える

長所と短所が整理できたら、サッカーが上手くなるために、日常生活で変えられる取り組みがないか考えてみましょう。例えば、TVやスマホ、ゲームをする時間をストレッチやサッカーノートを書く時間に変えるといった感じです。

つい技術的なところに考えがいきがちですが、日常生活を見直し、サッカーへの取り組む姿勢が変わると、プレーも変化していくものです。

3.矢印を自分に向けさせる

試合に出られない時は、その原因を他人のせいにしてしまいがちです。

「試合に出れないのは監督のせい」

「俺はこのチームに合っていない」

などネガティブな思考に陥りやすくなります。この時、気をつけたいのは親も子どもの考えに共感しすぎてしまうと、何でも他責で考えるようになってしまいます。

そんな時は、子どもの話を一通り聞いた後、今の状況を変えていくためにできることはないか、一度子ども自身に考えさせてみてください。

この思考があれば、上手くいかない時や困難な時期も自分の力で状況を打開できる人間になれるはずです。

周囲を変えることは難しいですが、自分自身はすぐに変えられるということを伝え続けてみましょう。

最後に、試合に出られない時間というのは、大きく成長するチャンスだということを親が認識する必要があります。試合に出ることだけが成長に繋がるのではなく、出られない時間にどう自分自身と向き合うか。

この経験こそが選手としてだけではなく、一人の人間として成長する上で大切な時間になります。ぜひ、一番近くにいる親がポジティンブな姿勢でサポートしてあげてください。

Vitaサッカーアカデミー代表
久保田健太

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?