いまさら仕事術#12丨イシュー~ストーリーを絵コンテにする~
00丨「いまさら仕事術」とは
社会人になると「仕事のやり方」を当たり前のように知っていることになっています。
しかし、実際には教わることも・学ぶ機会も無く、なんとなく手探りでやっていることが少なくありません。
その中でも特に「暗黙知」的な仕事術をピックアップし、連載形式で紹介していきます。
今回のテーマは、「イシュー~ストーリーを絵コンテにする~」です。
01丨イシューを質の高い解へと導くためのストーリーラインを描く(前回後半のおさらい)
イシュー(この段階では仮説)をMECEに分解する:ロジックツリーが基本
想定するゴールから逆算する方法もある:視点・視野・視座・時間軸
分解した要素/逆算して洗い出した要素に対して、それぞれに仮説を立てる
それぞれの仮説は、「何が分かればそうだと言えるか」を具体化する:これも仮説の要素から洗い出す
一度バラしたものを、ストーリーとして組み立て直し、整合性をチェックする
これらの全体像が、イシューを質の高い解へと導くためのストーリーラインとなる
02丨ストーリーを絵コンテにするとは
ストーリー(言葉)を、グラフ・図解(ビジュアル)にすることでイメージを具体化する
この段階では、実データを集めたり集計したりする必要はなく、仮説ベースで行う
言葉をビジュアルにすることで、「何が・どうなら・そうだと言えるか」が見えてくる
03丨何が・どうなら・そうだと言えるか
何が・どうなら・○○○
何が・どうなら・あるべき姿と言えるか(※あるべき姿は、必ずしも目標値があるわけではない)
何が・どうなら・あるべき姿との差異=問題と言えるか
何が・どうなら・その問題の要因がこれだと言えるか・・
あいまいな状態からビジュアルに落とし込むには、デジタルツールは使わず、アナログで大胆に思い切って描く
なぜなら、ツールを使う≒作業を行いたいのではなく、描く=頭を使って考えるがやりたいことだから
04丨ここからが、「分析」
軸(原因軸と結果軸)と、基準(差がある/差がないの境目)
比較/構成/変化の3つが基本パターン
比較:棒グラフやヒストグラム
構成:100%棒グラフやツリーマップ、ウォーターフォール、パレート図
円グラフは基本使わない(使えるケースは限定される)
変化:折れ線グラフやボックスプロット、ウォーターフォール
想定数字を入れてみる
05丨絵コンテが描けない、そんなときは
イシューが浅い
イシューを分解できていない、分解の構造が自分でよく分かっていない
つまりはそもそもにして、対象の事柄への理解が足りない
顧客理解/市場理解/競合理解/自分以外の仕事への理解・・・
学んで行きましょう!
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