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VisionCafeで語り合ってみた。食の新しい世界をひらくアイディアとは?

美味しいお米や野菜をどうやって購入し、日々の食を豊かにするか?
これは、私たちにとって永遠のテーマです。

生産者から見れば、いかに美味しいものをつくり、美味しさを味わってくれる消費者にとどけるか。そして、食べた人の反応を知ることができるか。このことも、隠れた大きなテーマではないでしょうか。

消費者から見れば、どんな人がこの美味しい食材を作っているのか、それを知ってその食材を食べることができたら嬉しいですし、食べてどうだったかを時々、作った人にフィードバックできたら素晴らしいでしょう。

そこには、流通の過程で、生産者と消費者を結ぶ際の新たな一工夫が必要です。

あらたに農業を志す人が、どうやって事業創造し、農業で成功していくか。
4割を下回ってしまった日本の食料自給率。これでいいのか。
農業従事者の高齢化、限界集落と言われる地域が広がっていく状況を逆転できるのか。
こうした大きな課題もありますね。

また、いま、このコロナ禍で業務用の需要が激減しています。例えばお米。
「飲食店が営業時間短縮を強いられています。注文が来なくなったなと思ったら、取引先のホテルや旅館が休業してしまっていたんです。業務用の売上は7割減っています」
秋田県にある、はば広い顧客を相手に取引をしてきたお米屋さんの話です。

こうしたことに、どう対処していくかも、まさに喫緊の課題です。

課題はたくさんあるのですが、今回は、まず、直ぐに成果が生まれそうなこと。私たちに、できること。楽しいこと。そしてもちろん美味しいを味わえることを大事に、大問題もゆる〜くかたりあおうということで・・・

6人が集まりました。

北海道、秋田、長野、東京、神奈川、静岡。

それぞれ、食にかかわり、問題意識を持っている人たちです。

「ウィズコロナの時代に、どうやって美味しいワクワクネットワークを広げていけるか」

ZOOMを使ったVisionCafe形式で、語り合いました。
VisionCafeは、簡単に地域を超えられます。
1回目は4月。2回目は5月。
その内容を、次回から2回に分けてお届けします。

6人のプロフィール

●蛇岩真一さん:株式会社AGRIER 代表取締役

北海道上富良野町を生産拠点としてにんにく生産をはじめ、IoTとビッグデータを活用した農業に挑戦。日本の食料自給率を高める観点から、就農希望者への支援、若者たちへの啓もう活動もおこなう。元大手IT企業社員。下の新聞切り抜き写真は、北海道新聞のコラム「ひと」(2021年4月20日掲載)

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●安保大輔さん:安保金太郎商店 社長

秋田県鹿角市で米屋を経営。お米マイスター。農業プロデューサー。「萌みのり」をキャラクター米として成功させたほか、多くの農業関連新規ビジネスをサポート。鹿角きりたんぽFMの人気番組「アニソン店長!!」のパーソナリティもつとめる

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●大島章嗣さん:大手素材メーカー勤務
人事総務畑のキャリアが長く、現在は障がい者の採用、キャリア開発に携わる。料亭で板前をしていた父親の血を引き、自身も料理人経験あり。社員食堂の改革にも関わった。キャリアコンサルタント。下の写真は、左から、大島さんがマネジメントしている特例子会社のメンバーでみかん収穫を請け負った時の様子。真ん中が富山氷見から送られた寒ブリをさばいているところ。右上は母校の応援で箱根駅伝のゴール地点(直接関係ないですが)。右下は、会社の農園で収穫した大根を使って大島さんが料理した品々

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●松澤秀樹さん:地方自治体職員
産業振興などの地域行政に携わる。一貫して、地方の街や人が世界とつながる方法について模索。地元大町市の20軒余りの飲食店がお店独自の定番メニューとして設定する「黒部ダムカレー」をプロデュース。姉妹都市である立川市にあるアンテナショップの運営にも携わる。ドローンパイロットの資格を持つ

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●山谷佳名恵さん:大手IT企業勤務
青森出身、現在は東京在住。祖父母が農家だったことから、農業に問題意識を持つ。IT企業で企画スタッフをしながら自宅でレタスを水耕栽培し、大好きなホタテを毎日食べられるしくみを妄想。オンライン引きこもり時代にサバイバルできるニュータイプの豊かな日常づくりを自ら実践。5月に釜石市のヤマキイチ商店のホタテ大使に就任。写真は、左がヤマキイチ商店の「泳ぐホタテ」。右が自宅で水耕栽培するサニーレタス

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●佐々木直彦:株式会社メディアフォーラム代表取締役 今回のファシリを担当
コンサルタントとして企業の事業開発を支援するほか、1200人のビジネスプロデューサーを育成。「細くて強い流通」を提唱。ヤンマーの現代農業探検隊をプロデュース。秋田県鹿角市で経営革新塾をとおしてワイナリー起業ほか、地元企業の業態転換、新商品開発を支援。デジタルハリウッド大学大学院ではプロデュース能力開発の授業を担当

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*VisionCafeとは:参加者が未来に向かって前向きにそれぞれのビジョンを語り合い応援し合うオンラインの場です。


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