山の風に吹かれてリフレッシュ

昨日、思い立って野球を観に行った。
〈ほっともっとフィールド神戸〉（神戸総合運動公園野球場）だ。

以前はオリックスが神戸の球団だったから、いつでも観に行けたはずだが、ちょうどその頃僕は神戸から遠く離れていた。
そして神戸に帰ってきたら、すでに球団は大阪に移ってしまっていた。

複雑な球団の歴史、神戸と大阪の綱引き、そして確執。
でも今日はそこには触れないでおこう。

今となっては数少ない、神戸でのプロ野球の公式戦。
年間わずか8試合だけだから、神戸やその近隣からファンが詰めかける。

雨が降るかもという予報だったが、ほどよい曇り空で涼しく、吹き抜ける風がとても爽やか。

この開放感はドーム球場では決して味わえない。

この球場はいわゆる「ボールパーク構想」の先駆けで、メジャーリーグの規模と賑わいを目指して建設された日本最大級の球場。
内野上段には観戦しながら食事を楽しめるレストランが設けられるなど数々の工夫がなされ、たびたび「好きな球場ランキング」で1位に輝いた。

着いたのは試合開始30分前。
フィールドでは両チームの直前練習が行われていた。

お、先発の山本由伸ではないか。
球界を代表するエースが神戸で投げてくれることが嬉しい。

ロッテ相手に、試合は終始オリックスペースで進む。
日もとっぷりと暮れ、風がいっそう爽やかになる。

無事オリックスの勝利。
投打の立役者、山本由伸と吉田正尚が揃ってファンに挨拶する。

試合結果より心地よい風を感じたくて球場に足を運んだが、応援するチームが勝てば気持ちいいのは当然のことだ。

山の中のボールパークならではといえば、恒例の花火。
デイゲームでは試合終了後に大花火大会が開かれることがあり、観客もグラウンドに下りて2000発もの花火を楽しめるとあって大人気。
まさに今日がその日なのだが、さすがにチケットは入手困難で断念。

代わりにチケットを取った昨日はナイトゲームで、5回の攻防が終わった後にプチ花火大会が開かれ、これを楽しみにするファンも多い。

屋外の球場っていいな、とあらためて思う。

ドラクエウォークとのコラボ戦でもあったので、スライムも上がった。
昨日は朝から頭痛がひどかったが、こうもニッコリされるとこちらも微笑み返すしかないな。

山の風に吹かれてリフレッシュ。

（2022/7/10記）