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続ちょこっとひとこと

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故郷・神戸に戻り、今を綴るもまだまだヨチヨチのエッセイ集。
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2024年6月の記事一覧

見下ろす町はまだずいぶん明るかったけれど

見下ろす町はまだずいぶん明るかったけれど

このところ降り続いた長雨が昨日だけピタッとあがった。
今日になってまたシトシト降る雨を見て、昨日の晴天がいかに奇跡的だったかを知る。

昨日は大切な用があり、一日外を歩き回った。
距離的にもかなり、アップダウン的にもかなりだったから、それがもし今日のような天気だったら、ちょっと萎えていたことだろう。
いや、ちょっとどころではない。
天は昨日だけをまるでスポットライトのように照らしてくれた。

歩く

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三宮のカレーそばの名店に行ってみた。
まったく見えないが、下に真白の更科そばが潜んでいる。
カツオのきいたダシはなかなかうまく、気づけば一滴残さず飲み干していた。
ふつうのそば屋なのに、入る注文はすべてカレーそば。
店には50年ぶりに来たというおばあちゃん2名。
愛されているな。

誰だって何でもできるんやって!

誰だって何でもできるんやって!

「…はい次、副委員長やりたい人おるか?」
担任がじろりとクラスを見回す。
委員長候補が決まり、次は副委員長候補だ。

クラスのリーダーは、学級委員やクラス委員、級長だったりとさまざまな呼び名があるが、僕が通った中学校では委員長と呼び、その補佐役を副委員長と呼んだ。
昭和だからか、委員長は男子が、副委員長は女子がやる慣習があった。

クラスはその日、委員長と副委員長の改選日を迎えていた。
アメリカの

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今日から始まる新たな仕事に身震い。
武者震いちゃうで。

・朝から夕まで
・サラリーマンといっしょに仕事
・往復の地下鉄のラッシュ
・スーツ着用

もう何年もやってへんことばっかりやん。
できるんやろか…
ホンマにできるんやろか…

今年いっぱい、ちょいちょいこの仕事。
ふぅっ…

僕にとって料理とは、健やかなるときも病めるときも

僕にとって料理とは、健やかなるときも病めるときも

昨日の天気はいただけなかった。
晴の予告もなければ雨も孕んでいない、いたずらに続く曇天。

人生すべてが計画的である必要はないが、ここまでいけばこうなるというある程度の見通しはその日の時間に彩りを加える。
昨日の空にはそれがなかった。

朝から何もする気が起きず悶々とし、僕は沼に落ちていったのだった。



午後になって、僕は近くのスーパーへ買い物に出かけた。
外を歩いて気分転換というのもあるし

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身体はあちこちこわばり、頭はどことなくボンヤリ。
ぐるめぐるの後遺症だ。
今日一日かけゆっくり回復を図ろう。
マイペースを貫けるのがフリーのいいところ。

早いとこ食べ飲みの経理処理もしなければ…
僕にとってはぐるめぐるは仕事でもあるので。
全部一人でやらねばならぬのがフリーの…

またごいっしょできる日を心より楽しみにしている

またごいっしょできる日を心より楽しみにしている

気がついたら5,000字を超えている。
ぐるめぐるレポート、すさまじい。



6回目となる〈ぐるめぐる神戸〉が終わった。
…終わった。
終わってしまった。

今の気持ちを文字にしろと言われたら、そう書くしかない。
自分で企画しておきながら、終わって受けるこのロス感はいったいなんだ?
ただもうとにかく、ボーッとしている。
修学旅行から帰った翌朝、目を覚ましたら周りに友達がいないあの淋しさと同じだ

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ぐるめぐるの2日間の日程を無事終えた。
ご参加いただいた方々が別れ際に見せてくれた、楽しかったー!の裏にちょっぴり見え隠れする名残惜しそうな表情が、すべてを物語る。
noteで知り合った全国の8名がこの神戸で、明石で、同じ1日を共有する。
なんて贅沢なんだ。

レポートまとめ中。

この2日で僕はいったいいくつの玉子焼を胃袋に収めることになるのだろう

この2日で僕はいったいいくつの玉子焼を胃袋に収めることになるのだろう

昨日、無事ぐるめぐる初日終了。
明石を歩き、明石を食べた一日。
ご参加のみなさんはお一人を除き、それぞれの国へ帰られた。

今日は2日目。
おおよそ昨日と同じコースを回るので、昨日のレポートは明日に回そう。
今日ご参加の方にとって、僕視点の「あそこはどうだったこうだった」みたいなのは今はまだあまり見たくないだろうから。

でももちろん昨日ご参加いただいた方視点のどうだったこうだったは、記事にしてい

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今日のぐるめぐるはとことん楽しくなりそうだ

今日のぐるめぐるはとことん楽しくなりそうだ

激しく雨が降っている。
あまりの激しさに目が覚めたほどだ。

今日はぐるめぐる初日というのに。
遠方からみなさんお越しいただけるというのに、だ。
やれやれ。

明石の予報を見てみる。

ん?
11時から晴れ?
ということはほぼ雨の心配はいらない?

しかも!
最高気温26.7℃?
なんと!

もしかしてこれは絶好のぐるめぐる日和では?
この大雨、集合時間までに上がり、雨のおかげで気温上がらず!

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つかの間の生(せい)のエネルギーを楽しむ

つかの間の生(せい)のエネルギーを楽しむ

そろそろ暑くなってきた。
でもまだ酷暑とまではいかないから、エアコンの出番ではない。
窓を開け、家に風を流す。



カチャカチャ…
ガチャガチャ…

隣家や向かいのマンションから、食器のすれあう音、当たる音が響く。
食事を終えて満たされ、さぁ皿でも洗うかで始まる幸福な音だ。

「〇〇ー! 運動靴洗っときなよー!」
「風呂沸いたでー!」

子を呼ぶ親の声。
大きな声だがそこに威圧はなく、愛情にあ

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ぐるめぐるまでもうまもなく

ぐるめぐるまでもうまもなく

気づけば、ぐるめぐるはもうすぐそこ。

3か月ほど前から場所やコースの選定を始め、まだまだ先のことよなぁ…その頃って暑いんやっけ寒いんやっけ…くらいの曖昧さからスタート。
で、その曖昧さが頭にこびりついて離れず、まだまだ先のことよなぁ…ん? あさって、しあさってではないか!

そう、ぐるめぐるは、6/21、6/22の開催なのだ。
まさしく、あさって、しあさってである。

🔶第6回 ぐるめぐる神戸

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ようやく書き上げたとき、雨はすっかりやんでいた

ようやく書き上げたとき、雨はすっかりやんでいた

雨が激しく降っている。
昼から上がるという予報は当たりそうもない。
空もどんよりと黒い。

この色と音、そして雨の匂いは、僕を遠いあの日にいざなう。



小学4年生の夏休み、僕は慣れない神戸の町と格闘していた。
慣れ親しんだ明石から神戸に引っ越したばかりだった。

まずは夏休みの自由研究を片づけなければいけない。
僕は適当に済ませることにした。

少しだけ考え、体の慣用句を集めて整理しようと思

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日曜はキツい、ホンマにキツい

日曜はキツい、ホンマにキツい

昨日は終日セミナーだった。
といっても、このところ仕事として引き受けている登壇者としてのセミナーではなく、昨日のは受講生としてのセミナー。

キャリアコンサルタントは、目まぐるしく変化する社会情勢、労働環境に対応すべく、常日頃から自らのアップデートと研鑽を求められる。
そのひとつとして有料のセミナーに参加したものだ。
セミナーというよりワークショップといった風情で、一日中ロープレをしたりスーパーバ

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