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コロンビア メデジンのこと

行き当たりばったりの旅が好きで、訪れる先がどんな街かよく調べずに現地で残念な目にあったり、思いがけない楽しいことがあったり。

メデジンもどんな街なのかよく調べないで来て、初日は住宅街にあるホステルの周りをうろうろ歩きまわって、静かでいい街だなって思っていたけど
活気のあるセントロに行ってみて、やっとメデジンの魅力がわかってきた。

メデジンはとっても陽気で親切な人達に、熱気があって刺激的で楽しい街。

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だけど一歩大通りを外れるとまた別の世界。 近道をしようとグーグルマップの指示通りに歩いていくと、知らずにとんでもない場所に行ってしまう。
メインストリートからほんのちょっと違う区画に入っただけで、そこにいる人たちの雰囲気はガラッと変わる。 

「あれ?この通りは自動車整備の店ばかりだなぁ」と思っていると、すれ違った人がどう見てもアレな白い粉が入った袋を別のビニール袋に詰め替えながら歩いていたり、バルが多い区画では二の腕が私の太腿より太いであろう、もの凄いゴツい身体のセクシーな格好のオニイオネエさんがミニスカで店の前で立っていたり、真昼間から小さな注射器を片手に、もうひとつの腕をヒモで縛りながら(映画とかでよく見る血管が浮くように縛るヤツね)歩く人が普通にいる。 

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観光地のボデロ広場を少し外れると、目がイッてしまっているホームレスとおぼしき人達が大通りの路肩にズラーッと並んで座っていて道路一帯は負のオーラがすごい。
さすがに「ヤバ過ぎる」とこの場離れようと思うが、いきなり走り出したら目立ってしまうので、心の中で「私は空気」と念じながら出来るだけ気配を消して競歩。
ものの10分もしないで出た道は警察官が立っていて空気も一変。

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後日、調べると「ボデロ広場を外れると危険」とガイドブックに書いてあった。
訪れる街のことを知らないのも問題なんだと反省。
旅に出たら危ない目にあうこともあるけど、へなちょこメンタルな私は出来るだけ危険な目には遭いたくはない。
旅の武勇伝をしたい訳じゃないんだから自己管理はシッカリしないと。 

改めて緩んだ旅の帯を締め直す体験をさせてもらったメデジンの思い出。


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