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日記

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2021年4月の記事一覧

おとしもの

おとしもの

布団で読書をしていると、次第にうとうとしてきて、書いてある文章とまったくちがうことを頭の中で読んでいることがありませんか。

そうして、ハッと意識を戻したときに、頭の中にあった謎の文章は霧となり散ってしまうわけだけれども、時折、おいてけぼりにされたかのように、ぽつんと残っていることがある。

今日はね、残っていたよ。

それがこれです。

『金属繊維のうどんだけ』

意味がわからない。さいなら。

社会にでること

社会にでること

娘が幼稚園に入った。

3年間、ほとんど風邪を引いた記憶がないが、入園して本格的に通うようになってわずか一週間ほどで風邪を引いた。熱がある。

まあ、あれだけの子どもたちが集まる場だし、誰かから菌をもらってきたのだろうが、精神的な疲労も手伝っていることは想像にかたくない。

社会に出ると、疲弊する。自分も幼い頃からそれを感じていた記憶がある。

特にこれといった理由はないけど、あのたくさんの人がい

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弱みを見せるということ

弱みをなくしたいなぁ、と思う。実際にはそれは無理なので、見えなくしたい。

別に、強くありたいわけではない。

弱みを見せたくないというのは、弱みがあると、そこにつけこむやつが現れるから。

アイツの娘を攫え。

金がないのか。そうか。貸してあげようか。



弱みを見せないということは、なにもしないことに似ている。何も始めなければ、何も起こらない。

別にそれもいいだろう。じゃあ、なんでやらな

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ししゃも、どうなのよ

ししゃも、どうなのよ

晩御飯に子持ちししゃもが出た。

ししゃもは美味い魚だ。身体いっぱいに詰まった卵。控えめな身。やわらかい骨。頭や尾びれも気にならない、まるごといけちゃう美味い魚。

僕はししゃもがすきだ。
そしてだからこそ、ししゃもの未来を勝手に妄想して、憂いてしまう。

ししゃもはきっとさ、小さくて弱いから、こんなふうにたくさんの卵を孕まないとやっていけないのだろう。ばら撒いて、数撃ちゃ当たる戦法だ。

いや、

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あれなんだったんだろう

あれなんだったんだろう

その時はなんとも思ってなかったけど、思い返すとちょっとよくわからないということがある。

高校生の頃、地域のイベントで年に一度ジャズライブが開催されていた。当時、青少年の活動を支援する施設があって、僕はそこが企画・運営をしていたジャズ教室に通っていた。そして、職員が出演を取り付けてきたそのライブに参加することになった。

そのライブは無料ということもあり、また地域のイベントなのでノルマなどもなく、

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ちょうどよさについて

ちょうどよさについて

最近気づいたのだけど、僕は日常のあらゆるものに、自分なりのバランスを反映させたくなってしまうようだ。

それは、扉の閉める音を限りなく小さくしてみるだとか、本棚にうまれた隙間を本を並べ直すことで均してみたりだとか、そういうことだ。

今日は、社内の昇格式でネクタイをしなかったし、本屋のレジで配られている無料の栞を一枚だけ裏返してやった。ざまみろ。

思えば人間関係もそうかもしれない。

仲間はずれ

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