『拝啓いつもそばにいた君へ』
君と出逢ったのは、忘れもしない小学6年生の春。
最終学年となった私たちは、この1年、なんらかのクラブ活動に強制的に参加しなくてはいけなくなって、私は渋々お絵描きクラブに入った。
イラストを描くのが好きだったし、その頃から内向的だった私は、外で活発に動き回るような、運動主体のクラブになんか入る気もなかった。
そこで出逢ったのが君だった。
君は当時私が好きだったカードキャプターさくらの小狼くんをスケッチブックに描いていて、私は大好きだった月とケロちゃんを描いていた。
お互いの絵