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そして猫もいなくなった(ねこをたずねて三千里)


そして猫もいなくなった。

会社から実家へ向う途中、窓際にベッドが置いてある家がある。その窓のカーテンの隙間からは時々白黒の猫が外の様子をうかがっていた。後におじいさんが窓際のベッドで療養しているのが分かった。白黒の猫とは時々目があった。興味深気に通り過ぎるこちらの様子を見つめている。かわいい。ある日、その窓の外に見慣れない野良猫が窓の中の猫を見つめていた。僕が近づくと大慌てで逃げて行った。
茶と白のその野良猫は窓の中の白黒の猫が気に入った(好き?)らしくその後も何度か見た。そして僕を見つけると逃げたり隠れたり。そんなことを繰り返していた。

植物越しのこちらの視線を察知

久しぶりに

しばらく実家の都合でその家の前を通ることがなくなっていたんだけど、つい先日久しぶりに通る。おじいさんが窓辺にいない。
入院したのか?カーテンから覗く白黒の猫もいない。白黒の猫に会いに来ていた茶と白の野良猫もいない。
その後、何度か通る度に気にして見たがいない。
おじいさん。
白黒の猫。
茶と白の野良猫。
僕だけ変わらずその家の前を歩いている。

様子見
うたた寝
散歩中、こちらを凝視

今回の写真

記事内容の猫の写真があれば良かったんだけど、さすがに外から見えるとはいえ療養している人にカメラを向けるわけにもいかないので探してはみましたがやはり撮影はしていませんでした。なのでなんとなくそんな雰囲気の猫の写真を貼ってみました。トップの猫はつい先日出会った白黒で、僕の目の前でゴロゴロして見せてくれました。ということで今回はこんなところで。

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