見出し画像

恐れるべきは

2024年 3月31日(日)

一昨日の福崎の景色…

そしてここは…
日光寺…

〈気になる記事・後半…〉

「アメリカの最悪の事態はこれから訪れる」世界最高の知性による未来予測。超富裕層が「人を買い」、裁判や司法制度における不平等が経済主体に

(記事本文抜粋…)

世界最高の知性の一人とされる、エマニュエル・トッド氏が、ウクライナ戦争から生じた世界の変化について解説した書籍『人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来』。 

ここでは書籍の中からアメリカが直面している困難な現実について、一部抜粋・再構成して解説する。ローマ帝国の崩壊にも似た事態とは、そして訪れる封建主義社会とは。

封建主義とは一種の「権力の崩壊」をもたらし、超富裕層が真の寡頭支配者になるような権力システムです。寡頭支配の本当の意味は、少数者の権力です。富裕層が権力を持つ金権政治とは異なります。つまり、寡頭制から封建制への移行は、非常に小さな動きとなるのです。

もう一つの側面は、「人を買う」ことができるところにあります。まず資本主義とは、基本的にお金でモノを買うことができるシステムです。 資本主義では、少しのお金なら小さなものを、たくさんのお金があれば大きなものを買うことができます。しかし封建制は、モノを買うのではなく、人まで買えるようになる段階です。

アメリカの寡頭支配者は、シンクタンクに資金を提供することで、必要とするイデオロギーやプログラムを作ったり、発言したりします。これはすでに完成しています。私が言う「人を買う」とはもっと悪い状態です。

「人を買う」段階とは、裁判司法制度における不平等が経済主体となりうるシステムが完成した段階です。

「最悪の事態」はまさにこれから起こる

現在のアメリカはある意味、基本的自由国家によって衰退させられている状況とも言えます。ただアメリカに関して言うと、私は学資ローンをとくに心配しています。

長い間、アメリカで経済的に生き抜くということは、「何らかの高等教育を受ける」ということでした。高等教育を受けることで、グローバル化の最悪の影響から逃れることが可能になっていました。

しかし、もちろん、アメリカでは教育機関がますます私立化されています。多くのお金がかかり、大半の学生銀行からお金を借りて勉強しなければならず、借金を背負っています。

この問題をバイデンが何とかしようとしているのは知っています。しかし、そう簡単に負債を背負わせる動きが止まったり、覆されたりするとは思いません。

もちろん、私は歴史を研究しているので、多少は歴史の知識があります。古代史の知識はあまりありませんが、借金に走ることは――とくに大規模な個人的借金は―借金の奴隷のようなものへと、人々を導く最初の一手であることを知っています。

就職して働き始める前に、個人的な借金を背負ったアメリカの現在の学生は、19世紀の政治思想家たちが、「市民の自由」などと言っていたような状態とは程遠いのです。

市民の積極的な政治参加があったころはまだ、民主主義の時代でした。これはフランスにもイギリスにもアメリカにも当てはまりますが、当時の歴史は同じような傾向がありました。

しかし、グローバル化などによって、産業システムが崩壊していくのを目の当たりにします。そして、物質的な困難を抱えるようになります。

私たちは、最悪の事態をすでに目の当たりにし、今こそ回復し始めるときだという考えを持っています。しかし、状況はまったくそうなってはいない。私たちにとっての最悪の事態はまだ来ていないのです。

これこそ、私が恐れていることです。最悪の事態についての意識の欠如こそ、恐れるべきです。

👉「市民の積極的な政治参加」があった頃は「民主主義」の時代であったとのこと…。

だが…
グローバル化などによって…
産業システムが崩壊し、物質的な困難を抱えるようになっていると…。

でも…
「まだ最悪の事態はまだ来ていない」

そうエマニュエル・トッド氏は言っています…。

そして彼は…
恐れるべきは…
「最悪についての意識の欠如」
であると…。

ようするに…
まだまだ世の中は酷くなって行くのに…
「楽観視」していてその「更なる最悪の事態」という意識や「もっと悪くなる」という危機感を持てずに過ごしているのは非常に危険であり、それをもっとも恐れるべきであると…。

どうやら…
まだまだこの世の中はどん底まで悪くなって行くようです…。
まだまだ序の口…。

そしてもう…
とっくに…
「民主主義」は終わってしまっているようです…。

したがって…
フランス、イギリス、アメリカはもう終わっているようです…。

なのに…
いつまでもその尻尾を追いかけている我が日本国は大丈夫なのでしょうか…

〈気になる記事・前半…〉はこちらから…


《イチオシ👉お薦め動画…》

【邪馬台国オリオン座説】



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?