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お茶の水女子大学附属幼稚園 #子供の好奇心♡!

お茶の水女子大学附属幼稚園卒業生より

今思い返しても、とても良い幼稚園でした。
昭和40年代ですから、話が古いと思われるかもしれませんが、
時代は変わっても、人間そのものは変わらないものだと思います。
なので、今から振り返ってみて、こどもの教育に少しでもつながるようないい話をメモしておきたいと思います。

「お受験対策」しなくても

当時はもちろん、お受験なんて言葉もなく
私が思うに、3歳児入学幼稚園のいいところは、お受験対策はさほど実際通用しないのではないかな?(子供にとってはメイワクかもしれないしね)

50年前だけど、入学試験の話

一次は、応募者多数のため抽選
列をなし、ガラガラポンで赤玉が出たら当選!
前列2人が赤玉だったから、こりゃ無理だと諦めた母、でも回してみたら3人目も赤玉!それが私だった。

本題はここから
二次は、お遊戯面接
面接の待ち時間では、待機部屋で保護者と過ごして待つ。
私は母とボール遊びをして、面接時間まで過ごしていた。

さて、時間になり、先生にいざなわれて別室の面接会場へ向かう。
しかし、ボール遊びがちょうどノッテきたところだった私は、
「お遊びおしまい」と急に言われて、うぎゃあと泣き出してしまった。

なだめてもだめ、
歩きながら泣き続けることで遊びを中断されたことを抗議する私。
母は、面接前から泣き叫んでいる私の手を引きながら、面接会場への廊下をトボトボと歩く。
「こりゃダメだ…」
付き添いの先生もそばにいて、見ているわけだし。
面接前から諦めモード。

ところが、広い面接会場のお遊戯室の扉をガララと開けた瞬間、私はぴたりと泣き止んだのだった。
なぜなら、そこには待機部屋よりもっと色々なおもちゃがたくさんあったからだったのでは、という、これは母の推測。
お遊戯試験は何組かのお友達が、保護者と一緒に好きなおもちゃを選んでお遊びを始め、それを先生が審査をしているという状況。

いったんは泣き叫んでも、次の出来事への好奇心ゆえに泣き止んだことが、合格理由かどうかはわからないが、ともかく晴れて入園することになる。

50年たった今、思うこと

今から分析すると、、お茶の水女子大学附属幼稚園は「親子関係が良好かどうか」「子供の素養、特に素直さがあるかどうか」を見ていたのでは、という話。おしゃまな感じの子はNGだったという話も聞いた。
さすがは国立校という見方もできます。

そしてこれは、高倍率の国立幼稚園に合格したという話ではなく、
「子供の好奇心はとても大切」ということ
「親がそれをきちんと見ている」こと
「子供の素質を観察し、見守り続ける」ことが大切
かなと思うわけです。

小さな小さな良いことが、人間の「無意識形成」にきっといい種を残していくものだと思います。

でも、よーく考えてみると、その性質、50歳を過ぎた大人になっても変わっていないのです。
一応大人だから、集中している時に中断されたことで、泣き叫んだりはしないけれどね。笑

みなさんも、自分の性格や性質で、子供の頃のままの部分、きっと思い当たるところがあると思います。
その部分を、何歳になっても、自分で大事に「生かして」生きていきましょう。
そして、子供が授かったどんな性質も「そのまま」に、大切に、見守っていきましょう!








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