vast_fairy643

抽象画家です。自分の姿をアートのモチーフとして、派生するさまざまな出来事をnoteして…

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抽象画家です。自分の姿をアートのモチーフとして、派生するさまざまな出来事をnoteしていきます。 サイトはこちらhttps://www.kyokomitaniart.com

最近の記事

アメリカ中西部 KfT#20 旅の終わり、しょうゆ味を食べたい

夜中の出発 さあ、いよいよ帰国の日がやってきた。 デンバー国際空港へ向けて出発。名残惜しいけど。 マイルスはタクシードライバーの夜勤で、昨夜出掛けていった。 飛行機の時間を確認。 フライトは早朝だから、昼寝をして、夜中に出て、2時間掛けてデンバー国際空港までドライブすることになる。 安いフライトは、スケジュールが中途半端で、夜に到着して早朝に出発する。実際に行動できない日が往復で2日でてしまうから損してしまう。もう少し出費しても、行動しやすいスケジュールの方がいいかもし

    • アメリカ中西部 KfT#19 ダニーの家族と、銃と仕事の話

      いよいよ最終日。 当時日本ではまだ公開前だった映画オブリビオンのDVDを観て、ダニーの家でくつろぐ。 もちろん、日本語のサブタイトルはなかったから、ふんわりしたストーリーと映像を観るだけにとどまったけれど。 キッチンカウンターで、初日にたんまり買った胸肉でチキンソテーを作って食べる、という食事が定番だった。 「いただきます」 をダニーに教えて、食事のたびに「いただきます」をした。 でも「ごちそうさま」は発音が難しそうだった。 日本語の発音は難しいみたい。英語も、お互い様だけ

      • アメリカ中西部 KfT#18 「アメリカの」ウォルマートとイーグルの町

        ウォルマートとシティマーケット だんだん東京へ帰る日が迫ってきて、帰りたくないなーという気持ちになってくる。 でもまだ日はある。どうしようか、ウォルマートに行ってみようか。 「あまり好きじゃないんだけど、まあ行ってみよう」とダニー。 買い物へ行くなら「クラフトのマカロニ&チーズを買ってきて」と同居しているダニーの弟のマイルス。むむ、私も欲しい。 小さなマカロニがチーズまみれになって、箱に直に入っているやつだ。まるでプラスティックみたいなマカロニで、食べ物とは思えないし

        • アメリカ中西部 KfT#17 米国一高い吊橋とバッファローバーガー Royal Gorge Route Railroad

          ランチはバッファロー お腹すいたね。中に入ってご飯食べようか。 何があるのかな、メニューを広げる。 写真がなく文字だけだったが、結構種類がある。 シートやプランもファーストクラス、ミドルクラスと分かれているみたいだ。 私たちはもちろんノーマルのランチコース。 「バッファローのハンバーガーがあるよ」 「バッファローのハンバーガー?バッファローがこの辺にいるの?」 「飼育だろうけど。野生はもういないよ」 実際は野生のバッファローはまだいるそうだが、いずれにしても貴重種。

        アメリカ中西部 KfT#20 旅の終わり、しょうゆ味を食べたい

          アメリカ中西部 KfT#16 カントリーミュージックと走る列車 Royal Gorge Route Railroad

          コロラド州 ロイヤルゴージレイルロード 列車はゆっくりゆっくり走っている。デッキに出て景色をみよう。 外に出ると、ロイヤルゴージの歴史が放送される。 ハーモニカのカントリーミュージックと共に♡ 楽しいな♡ 踏切を通り過ぎる。 白っぽい岩の大地に、白っぽい色の建物。Jail、刑務所の跡だそう。 町がのどかでいいなあ。美しいところだ。落葉樹の木漏れ日がいいなあ。 デッキの柵にもたれかかって景色を楽しんでいると、おじさんが話しかけてきた。 「Are you Japane

          アメリカ中西部 KfT#16 カントリーミュージックと走る列車 Royal Gorge Route Railroad

          アメリカ中西部 KfT#15 鉄道の町キャノンシティへ Royal Gorge Route Railroad

          鉱脈ベースの町キャノンシティ 「明日は列車へ乗りに行こう」とダニー 「どんな列車?」 「ロイヤル ゴージルート レイルロード、コロラド州で有名な列車だよ」 来る前に私がアメリカの列車に乗りたいって言ってたからだ。 予約をとってくれた。ありがとう。 ダニーの家から数時間。山越えの道。曇ってきたり、霧が深かったり、雨が降ってきたり、天気は忙しい。そして外は寒い!ガスステーションで休憩するのも凍えそうに寒い。10月のコロラド、山の上だからね。 山の上は悪天候でも、山越えが終わっ

          アメリカ中西部 KfT#15 鉄道の町キャノンシティへ Royal Gorge Route Railroad

          スリの手口、シェアします@スペインバルセロナにて

          アントニオ・ガウディの建築物巡り、友と女2人で、バルセロナへ行った。 初日にグエル公園へ カラフルなタイル張りのトカゲのオブジェ、まるで樹木に見える石積みでできた回廊、初めて体験するガウディを楽しんで、ウキウキした気分で、グエル公園を周遊している林の遊歩道を下って、街へ出ることにした。 林は明るくて天気も良かったので、遊歩道を下っていくのはとても気持ちが良かった。ルンルン♪と歩いていたら、頭と肩、背中あたりにバラバラと何か降ってくるものを感じた。 「ん?」 友人と顔を見

          スリの手口、シェアします@スペインバルセロナにて

          アメリカ中西部 KfT#14 究極のファストフードとアニマルに遭遇 

          アリゾナ州、ユタ州、コロラド州、メキシコ州の十字州境、フォーコーナーズを出発し、黄金色の道を走る。 夕暮れのSonic Drive in フォーコーナーズの荒野から、少しづつ町が見えてきた。 でも外には誰も歩いていない。だんだん日も暮れてきた。 「今晩の夕食はファストフードだよ」 ラスベガスではハーレーダビッドソンのレストランでハンバーガープレート フラッグスタッフではレッドロブスター ペイジではメキシカン ご馳走が続いたけど、今夜はコロラドのダニーの家まで辿り着くのが

          アメリカ中西部 KfT#14 究極のファストフードとアニマルに遭遇 

          アメリカ中西部 KfT#13 UFO来たかも、フォーコーナーズ

          ダニーの家のコロラド州へ向けて、日が傾きかけたモニュメントバレーを後にする。 誰かが手を入れて作ったようなモニュメントの岩山、砂山のようなものが時々見えてくる。 もしかしてこれも自然にできた形なんだろうか? Four Corners 「もうすぐFour Corners だよ」 同時に4つの州にまたがって立つことができる「フォーコーナーズ」は アリゾナ州、ユタ州、ニューメキシコ州、コロラド州の境界線が直線十字になっている。 アメリカ大陸でそんな州境の場所はここしかない。

          アメリカ中西部 KfT#13 UFO来たかも、フォーコーナーズ

          アメリカ中西部 KfT#12モニュメントバレーで、この地球を感じる

          カエンタで会ったナバホ親子のカフェを出て、モニュメントバレーへ向かう。 白やクリームやオレンジ色の岩山が遠くに見えて、小屋のような平屋の家が草地に建っていて、向こうにケルンがそびえたっている。 そんな景色をひたすら走る。 遠くにモニュメントバレーも見えてきた。 オレンジ色のゴツい岩山のところで休憩する。すごい岩の塊だ。質量がすごい。地球がのぞいている。地球の地肌が出てきている感じ。 モニュメントバレー、広い、でかい、青い空 「Welcome Navajo Nati

          アメリカ中西部 KfT#12モニュメントバレーで、この地球を感じる

          アメリカ中西部 KfT#11 カフェで逢ったナバホ族のFather and Son

          Blue Coffee Pot Restaurant モニュメントバレーへの分岐、カエンタの町に到着する頃、何やらおなかの調子が悪くなってきた。 ダニーの車のタバコのにおいか、毎回時速120キロ近いスピードの慣れないロングドライブの車酔いか、暑さか乾燥か、ルート66でアイスクリーム2つも食べてお腹が冷えたか? 「温かいスープが飲みたい」 カフェを探して、カエンタの町の交差点にあるカフェの駐車場に入った。McDonaldの黄色のM字看板が大きくあったが、ナバホネイションまで来

          アメリカ中西部 KfT#11 カフェで逢ったナバホ族のFather and Son

          アメリカ中西部 KfT#10 馬蹄形に緑のコロラド川が流れる

          よく晴れた朝 砂の洞窟アンテロープキャニオンに感動し「アメリカの国立公園」ガイドブックをホテルで改めて見る。たくさん美しい洞窟があるんだなあ。 「次どこ行く?」 「もう帰った方がよさそうだよ」 地図を見てると、つい調子に乗ってたくさん見に行きたくなる。 でも地図上では近くに見えても、ここ広大な場所では、東京のレストラン巡りみたいに容易に行けるわけではない。 ここまで来たはいいけど、ダニーのコロラドの家まで帰る道のりがあるからね。もう帰ろうか。 部屋の窓からホテルの玄関と

          アメリカ中西部 KfT#10 馬蹄形に緑のコロラド川が流れる

          アメリカ中西部 KfT#9夕暮れナバホ族の町ペイジのできごと

          個人旅行客がほとんどで、団体ツアー客がいないせいか、観光地だけど今日のペイジは人が少ない。町が静かである。 メキシコ料理は素朴な味だった おねかすいたね。今夜はメキシコ料理だ! でかいタコスを食べた。すごい大きなたっぷりの野菜が乗ったプレート。 メキシコ料理を食べるのは初めてだった。素朴な味、パンチは意外にない。 陽気なメキシコ人ウエイター。 「メキシコ料理初めて、メキシコにも行ったことない」 I haven't と言ったら、Not yet? 「これから行くかもでしょ

          アメリカ中西部 KfT#9夕暮れナバホ族の町ペイジのできごと

          アメリカ中西部 KfT#8 ナバホ族ガイド ロージーの日本語

          シャッターがこわれた アンテロープキャニオンはユタ州立公園だから、国立公園、なんならグランドキャニオンへ行けなかった私たちのような観光客がこちらに流れてくる。 ログキャビンのインフォメーションセンターは、そんな観光客でごった返している。 アンテロープキャニオンは個人で入ることはできない。ガイドつきツアーの申し込みが必要だ。 インフォメーションセンターへ行くと、ジープが並んでいる。出発を待つ人たち。ナバホの女性ガイドさんがドライバー。 さあ出発。 ジープの音がすごい。がく

          アメリカ中西部 KfT#8 ナバホ族ガイド ロージーの日本語

          アメリカ中西部 KfT#7 ナバホ族の町へ、荒野をゆく

          荒野の一本道 真っ暗闇。街路灯もない。前にはヘッドライトに照らされた、白く小さなキャンピングカーが走る。 「Kind a slow. 遅いなあ」 運転するダニーがつぶやく。確かに遅い。 道が1本しかないので追い越せない。止まってくれるのを待つか、少し道幅が広くなるタイミングを待つしかない。 キャンピングカーは良くみかけた。 アメリカならいくらでも、どこまでも広くドライブできるから、キャンピングカーでノマドしながら生活している人もいるだろうな。 いいなあ。 見えるものとい

          アメリカ中西部 KfT#7 ナバホ族の町へ、荒野をゆく

          アメリカ中西部 KFT#6 閉ざされた国立公園とオバマの策略

          レッドロブスターでチップ合戦 「おなかすいたね」 ルート66のアイスクリームの後は、 ダニーがレッドロブスターへ行きたいという。 レッドロブスターがある場所では必ず行くらしい。 ラスベガスにいる時から決めていたそうだ。 じゃあ、次の街のフラッグスタッフで今夜はごちそうだ! ダニーがスマホでナビをしながら、ルート66、幹線道路に合流して、フラッグスタッフに入る。 フラッグスタッフの街はグランドキャニオンの拠点の街だが、今日はすいていて、人や車もあまりない。店内もすいてい

          アメリカ中西部 KFT#6 閉ざされた国立公園とオバマの策略