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フィルムカメラを愛す

フィルムカメラ
今や 若者に人気の なんて可愛らしい言葉が飾られる

レトロなグラスに注がれるクリームソーダ、手書きスコアシートがあるボウリング場、フィルムカメラ

エモい
たった一言で片されるものの一つである。

何を隠そう私もエモいで括られる彼らを愛おしいと思う量産若者の1人である。

今回はこんな私がフィルムカメラを愛すわけを
なぐりがき

私が自分のフィルムカメラを手にしたのは昨年の11月のこと。なんでもできるスマホはフィルム特有の粗さ、色彩をも完璧に再現することを知っていた。友人や恋人の写真を撮るのが好きな私は撮った写真をフィルム風にするのが好きだった。

そんなある日家族が幼い頃撮ってくれた私の写真を大切にまとめたアルバムを見る機会があった。それはきっと昔からある、あの使い捨てカメラで撮ったもの。

外で撮った写真は光の差し込みも対象の輪郭も綺麗に写り、内で撮った写真は明るさが足りなく輪郭もぼやけた評定で言えば可のような写真であった。

私はそこにフィルムカメラの面白さを見出すことができたのだ。まるでいいこともあれば悪いこともある、もっと言えば上手くいかないことが少し多めの私の人生のようだった。
加えてスクロールでいつでも見返せる便利さよりも、わざわざ取り出して1枚1枚見るあの感じが好きな私にぴったりの代物であった。

しばらくして講義中もバイト中もお風呂に入る時でさえももうカメラのことしか考えられなくなった。
(私の中で嫌な時間だけじゃなく好きな時間も考え出したら終わりだと思っている)

誕生日が近かったので両親に相談したら買ってくれると言ってくれた。
初めて手にしたフィルムカメラ、自分で蓋を開けて充填するフィルム、全てが愛しかった。

それから大切な時間全てを共にした
現像した写真は両親同様アルバムに入れ、たまに開いたりして写真をとったあの瞬間をもう一度思い出したりする。こんなこともあったな、元気にしてるかななんて考えたりして。将来は子供に見せるのかなって思ったり。

これからも映えなんか気にしないで私が好きなもの、人だけを切り撮り続けたいと思う。

愛したものを残してくれるフィルムカメラが好きだ
あとカメラ屋のおじさんも好きだ


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