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まどろみ天使
2024年6月2日 14:08
4月30日投稿「感受性を殺してでも生きるべきか」の続きである。私が10代後半から30代前半まで苦しかったのは、単純にストレスなどによる抑うつ状態だったからではない。私は空や雲や風、音楽などの芸術作品、総じて主に美しいものに触れると、味覚を除く五感がめいいっぱい開き、それを自己の中に留めておきたくて、でもそれができずに、体中から、感覚で受け取ったものがあふれ出して、抱えきれないことによって、
2023年8月28日 10:58
梶井基次郎の『檸檬』(短編集)を久しぶりに再読。最近は読むペースが格段に落ちたことに加え、つい軽めの本に流されている。久々に文学作品に触れたよろこびは大きい。最後に「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」という冒頭で有名な『桜の樹の下には』が収録されている。私は主に10代から30代前半、詩を書くことで生き延びてきた部分もあったが、桜という題(あるいはモチーフ)で詩を書きたいと思いながら結局書