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中国・武漢の「日常」を撮り歩いた写真を公開します。(コロナ以前)

2017年に仕事の都合で訪問することになった中国・武漢。

この時はまだ、この地が新型コロナウイルスの発症の地になるとは夢にも思わないまま、ただただ街を徘徊し、写真を撮り歩いていました。

写真を見返してみて、今となっては街の風景がガラッと変わってしまっているのかと思うと、少し寂しい気持ちにもなりました。

主な撮影場所は、街中、武漢大学とその周辺、武漢長江大橋周辺など。

↓↓↓その時の写真をこちらの動画にまとめてあります。

中国の街中を撮り歩いていると、日本でいう昭和と平成を行き来しているような不思議な感覚と、日本にはない独特なカルチャーに対する新鮮な感覚にとらわれました。

またいつか、なんの心配もなく街の撮り歩きができる日々が再来するのを待つばかりです。

この時たまたま、武漢大学の図書館にある本の中で、自分がこれから生きていく上で大事なことわざに出会ったので、それを紹介したいと思います。

「鶏口となるも牛後となるなかれ」

中国のことわざだそうです。

「鶏口」は鶏の口を、「牛後」は牛の尻を指し、それぞれ「けいこう」「ぎゅうご」と読みます。

鶏の口は小さな集団の長のたとえとして、一方の牛の尻は大きな集団に従っている者のたとえとして用いられており、「鶏口となるも牛後となるなかれ」は、大きな集団で使われる者ではなく、小さな集団の長になりなさいという意味です。

戦国時代に外交の策士として活動していた蘇秦が提唱した作戦で、韓・魏・趙・楚・斉・燕それぞれの国王に対して、秦に従うのではなく独立国として各国が連合して秦に対抗するべきだと説いてまわったことが、「鶏口となるも牛後となるなかれ」の元になったそうです。

その時の自分に置き換えると、「会社」という大きな集団で使われる者ではなく、「自分」が長となる小さな集団を作りなさいというメッセージを受け取ったと勝手に解釈し、モチベーションが上がり、今こうしてフリーランスとして活動を開始しています。

スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業スピーチで、「点と点をつなげる」ことが大切であると言っていましたが、そのことわざも自分の大切な一つの「点」として、今も記憶に残り続けています。

以上、話が逸れましたが、中国・武漢の「日常」でした。




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