自分の心から逃げないこと

もうすぐ今年が終わる。

コロナのおかげで、今までの生活習慣が全部変わり、以前より時間を大切にするということがどういうことか、理解した気がする。

毎日通勤できていたころは、移動にかかった時間だけでなく、それに伴う疲労を癒す時間もかなり取られていたりし、残業も当たり前になっていた。今はその分の時間を有意義に使える環境になった、いや、意識してしたと思う。仕事自体が楽しくないのではないので、残業が悪だったわけではないけど、ほかにも興味があってやりたいことがあっても、自然と後回しになっていつかやろう、と思ったまま日々が過ぎていたわけで。

自分の人生を、真面目に考えた。本当に。

仕事は好きだ。仕事で関わる人も楽しい人が多い。ありがたいことに。とても。

だけど、仕事が楽しくて没頭することと、本当の叶えたいことや実現したいこと、解決したいことがあるのに、それから目を背け、仕事に逃げるのとは、意味がまるで違う。

仕事をバリバリやれて、自分は充実してる!と思ってしまいがちだけど、心の底で本当に欲していることがあるのに、自分の習慣を変えようとせず、それを欲しがり、手に入らないのは他人のせいだ、自分はこんなに頑張っているのに、と、また仕事に没頭して、安心感を得る。やっぱり自分は間違っていない、悪いのは周りの方だ、と。

仕事では明らかに自分を必要としてくれている人がいるから、安心する。この居場所があるのは、とても大切なこと。

ただ、本当にそこで自分は心の底から満たされている?

本当に認めたもらいたい人って、実はものすごく身近で昔からいてくれる人だったりする。認めてほしいことを面と言うのが怖くて、言ったあと、拒否されるのが怖くて、その現実から見て見ぬ振りしていないだろうか。

どんなに業績を上げても、どんなに表彰されても、自分を認めて欲しい人には認めてもらえない。頑張っても頑張っても、満たされない。

だとしたら、本当に取り返しがつかなくなる前に、どうか自分と、その人と向き合っていくこと。

それができたら、もっともっと世界は明るくて広いものになり、希望に満ち溢れて、損得抜きで人を愛せるはず。


なんてな。

師走。

あと数週間、倒れない程度にがんばろ。

日々の備忘録が、少しでも誰かの何かのヒントになれば…そんな裏テーマを持ってこのブログを始めました。読んでくださってありがとうございます。