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デーヴィッド・アイク/答え第3巻/第10章/あなたはニューウォーク?/自らの考え方がエシカル(倫理的)だと断定できるのは大きな思いあがりだとしか言えない

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前回のお話 私たち大人も若者たちを惰弱な精神(スノーフレーク)にさせてしまった要因の一つかもしれない

続きものなのでまとめて読むとより理解が深まりますよ(^。^)

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自らの考え方がエシカル(倫理的)だと断定できるのは大きな思いあがりだとしか言えない


ニューウォーク考えとして、彼らが考えることとエシカル(倫理的)とは同じでなければならない。対してアイクの考えは「エシカル」であるという主張を法律に明記したい者は「思い上がり」の定義を確認したほうが良いとしている。

ヴィーガンの権利擁護活動家、ジャネット・ローリー博士は、彼女の直接の経験からこう述べている。

ヴィーガニズムとは生き方です。例えば、キリスト教徒だとかイスラム教徒だというのと同じくらい、ヴィーガンだといえば、その人がどういう人間なのか明確に表しているのです。

ニューウォークはまさに宗教だといえる。最終的に、他の全ての宗教と置き換わるようにつくられた宗教だ。

ローリーは「『エシカル・ヴィーガン』(エシカルであることと、ヴィーガンであることは同義である)は、自らの世界観が感覚をもつ人間/非人間の共同体における正義、尊重、義務、配慮、同情に基づいていること、相手を傷つけず、守る努力をするということを明確に表明すること」と述べている。


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ヴィーガンが全て正しいとは言い切れない


肉でなければ、植物を傷つけてもよいのだろうか? 自分たちの生き方の選択を全員に押し付け、違う選択をする者を罵倒することは多いが、それは「尊重」だろうか?

ヴィーガンに転向した人には、健康に悪影響が出る可能性がある。ある食品が全ての人に合うという考えは幻想であり、エビデンスと食い違う。

世界が終わると信じさせて子どもを怖がらせ、人類を救うためにはヴィーガンにならなければといって、自分のアジェンダを押し通すのはいかがなものだろうか?

ほとんどのプラントベース(植物由来)製品主義には、人工授粉、除草剤、殺虫剤が欠かせない。その結果、死んでゆく膨大なミツバチや昆虫についてはどうか。自分たちが食べる植物を生み出す生命のガス(二酸化炭素)を抑制する、という馬鹿げた要求により、人間社会が荒廃することは?

ひとたび誰かが、自分だけが「エシカル」だと主張すれば、すぐに偽善や矛盾というボロが出る。自分だけが完璧で純潔だという押し付けがなければ、もっと効果的に人々を説得できるだろうに。

しかしそれがニューウォークの基盤なのである。


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なぜ事実がそれほど危険なのか


道徳的優越感に浸るのは危険である

ナルシストは常に不安を抱え、傷つきやすい。自己愛とは不安を覆い隠すカバーである。他人もそうだが、自分自身から隠すということが最も重要らしい。アイクがこれまで出会ったなかで、大袈裟なほど自己主張が強い人物は全て、うわべの裏側には怯えた少年少女が隠れていたという。

本物の自信があれば、自己愛はいらない。他人の反応で自分のアイデンティティを確認したり、自己宣伝したりする必要はない。

まず自分自身を納得させるために、自信のように見えるうわべを必要とするのが不安だ。同じように、私が正しい、というのは間違うことを恐れる状態だ。これはニューウォークが事実に関心を持たないという一つの理由である。

ニューウォークがあらゆることを感情と道徳的優越感というフィルターを通して知覚するように操作されている。だがこれは簡単に誘導できる。事実はこうした感情的な確信の不倶戴天の敵であり、排除する必要がある。

ニューウォークの下院議員アレクサンドリア・オカシオ=コルテスのこの言葉がそれをよく表している。

道徳的に正しいことよりも、正確で、事実上、意味として正しいことにこだわる人がたくさんいます

(続く)

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