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気温差が身体に与える影響

すっかり暖かくなって早い地域では桜も咲き始めたところでしたが、昨日、今日は非常に寒く、まるで真冬のような気温ですね。

この時期は「花冷え」という言葉があるように気温差が激しく、先週の暖かさが嘘のように、昨日のような雪が降るなんてことが起こります。

気温差が身体に与える影響は大きいですから、ちょっと厄介ですね。

自律神経を乱れさせ、身体のあちらこちらに不具合が起こったり...。

心の乱れも起こります。

こういった症状が出てきたとき、ちょっと舌を望診してみましょう。

もし、舌質が紅色で、舌辺にいちごのつぶつぶのような赤い点刺が現れていたとしたら...、主にストレスなどが原因で肝臓に負担がかかり、熱もこもって気の流れがスムーズに行われていない状態と読み取れます。

主な症状は、精神的な部分だと「言いたいことが言えない、イライラ、抑うつ、ため息」、身体的な症状では「目の充血、激しい頭痛、月経不順、食欲不振、胸や腹の張り」が出たりします。

ちなみに東洋医学では、舌辺は胆・肝の状態が現れる場所になります。

春はデトックスの季節と言われるぐらい、肝臓が活発に働く時期ですから、ヒートアップしてしまえば、このようにさまざまな不調が起こるのです。

そして、このように舌を診ると体内の状態を読む解くことができます。

私は肝に負担がかかっている状態が長かったので(長年服用してきた薬の影響)、特にこの時期は顕著に「肝臓さんが疲れているよ〜」と言わんばかりに、その様子が舌に現れます。

私の場合、食欲がないのやお腹が張るのは、肝臓が疲弊しまっているところから始まって、他の臓器に飛び火してしまっていると分かりました。

今までだったら「食欲がなく、お腹が張る」となれば、胃腸の問題とだけ思っていましたが、その状態を作ってしまった相互関係を俯瞰し、根本原因を突き止めると「肝」の存在は無視できないのです。

とは言え、肝臓を単体で見てそこだけを養生しようとするのではなく、やはり五臓六腑はいつも協調しながら働いていることを意識して養生します。

全てはバランスですね。


疲れている臓器を養生して、五臓六腑の循環を良くしていくのがベストなのですが、今は季節的に言って特に肝臓へのアプローチをしておいて、間違いはありませんよ。

では、春に食べたい食べ物を少しご紹介します!

・野草、山菜

・キャベツ、菜の花

・青い野菜(ニラ、春菊、クレソン、三つ葉)

・香りの良いもの(柑橘系、ネギ)

新陳代謝と排泄を促して、血を補うもの、気を巡らすものがポイントになります。

私は今日、菜の花を購入しましたので、菜の花の辛子和えを作りたいと思います! 苦味による胃腸の冷えを防ぐ組み合わせなんですよ〜(^^)

良かったらみなさんもお試しくださいませ。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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