🎬花束みたいな恋をした 49本目 22.10.15【友朱瑠の映画note】

今朝の映画は【#花束みたいな恋をした】でした。
#Netflix  鑑賞
※見出し画像引用 https://www.tv-osaka.co.jp/

2021.01.29 公開
第45回日本アカデミー賞
最優秀主演女優賞 優秀主演男優賞 話題賞 優秀音楽賞
その他 多数受賞

出演 #菅田将暉  さん、#有村架純 さん 他
監督 #土井裕泰  さん
脚本 #坂元裕二  さん
インスパイアソング
Awesome City Club「勿忘」

#Filmarks では 、22.10.15時点では 4.0
私的には、4.3 …行っておきましょうか☆
（※私的採点1最悪だ 2つまらん 3普通 4かなり良かった 5最高☆）

「花束みたいな……」

小説みたいな、映画…でした☆
そして、
脚本のト書きを読んでいくような…そんな。。。


最初、とにかくナレーション喋りが多かった…と
思うのですが、
それが苦にならなかった…のは
菅田将暉さん＆有村架純さんの
演技力、アフレコ力、だとも感じましたね。


これは
Netflixで字幕あり…で観たのは正解で、
日本語字幕がある中で観たほうが良い、
映画だと思いました。

カルチャー名、固有名詞が
かなり多いですよね 笑
サブカルチャー……と言ってはいけない？？笑 
そんなもの達が
並べ立てられますから、

知らない名詞が音声だけで来ると……
「ん？今何を言った？？」が
頻発してしまう…かも？？
そんな気もしましたね。


とにかく、
絶妙に……すれ違っていく様を
描き出していたな～って感じました。

その絶妙加減、、、秀逸でしたね。

急に変わらない、
決定的な出来事…も無く変わらない、
ただゆっくりジワジワと…変わっていく、
すれ違っていく様……が
ほんと絶妙～でした☆


この映画……
観る人を選ぶ…と言うか、
年代で変わってくる…と言うか、

２０代後半…から～それ以降の、
社会と、恋の１つや２つ 笑…を経験してきた人と、

それ以前の方……だと
感じ方、全然違う、、、でしょうね。


なぜ、
ここまで合っている２人が
合わなくなっていくのか、、、が、
理解出来てしまう or 過去の自分の恋愛と
重ねて感じてしまう、、、、は、

それなりの大人…だと
痛いぐらいに分かる…かなぁ、、、？なんて。。。ｗ

はい、
そんな映画でした☆
満足の１本、でした☆

---

では、
ネタバレ含みで、、、、、

「電車に乗っていたら……を、
電車に揺られていたら」

こういうの、ありますよね。
言葉遣いに惚れる 笑

出会って割とすぐ、
女性から家に行く展開……早いなっ 笑
ま、
この辺が都心に居る、
独身男性の有利さ…と言うか、、、
終電無くしても、
過ごすところも割とあり、、、

都会の大学生の恋の始まり…的な感じ、
ありましたね。

村上龍さんと小池栄子さんで……
「カンブリア宮殿じゃないですかっ」
これ、ウケた～ｗｗｗ

この、テレ東のラインナップを持ってくるあたり…も
チョイスが渋いですよねぇ、、、☆
良い感じのサブカル感と繋がる。。。

信号待ちのキス
菅田『信号はまだ変わらなかった』

有村「押しボタン式だった」
この有村架純さんのセリフ入る間と
声の感じが
すっごい好きでした☆

砂浜で……

「出会いは常に別れを内在し、
恋愛はパーティーのようにいつか終わる。
だから恋する者達は好きな物を持ち寄って
テーブルを挟み、おしゃべりをし、
"その切なさを楽しむしかないのだ"と」

このセリフ流れた時から…
「あぁ……
ここから映画も
その切なさを楽しむしかないのね、、、」って
モードが切り替わりませんでした？？

はぁ～あ～…って感じでしたね。
それぐらい、
この映画、
２人の相性がすごく良い部分を
１時間～に渡って描いているから、、、

切なさが増しますよね。

「宝石の国」
前半しか読んでないんだよなぁ……
もっと読んでおけば良かった、、、笑

あの、亡くなった先輩の
「社会性とか協調性って
才能の敵だからさ。」
これ、ちょっとねぇ、、、

菅田将暉さん側に響いてしまい…ながら、
その
社会性と協調性を手に入れて
社会人として進んでいくあたり…

悲しいですねぇ。。。。

あの、菅田将暉さんの
フードの付いた服をパジャマにして寝る…の、
あれ、どうですか？？
首元、すっごい邪魔じゃない？？
これ、賛否あると思うけれど、、、
気になった笑

ゴールデンカムイ７巻、宝石の国も止まったまま……
すごい分かるよねぇ、、、、
忙しさに負けて、
ドンドン好きなカルチャーが
置き去りになっていく、その感じ。。。

２０代前半って特に
そういう年代ですよね。
１０代であれほどハマっていたものが……
追えなくなる、興味も薄れてしまう、そんな時期、、、

そして、
「じゃあ結婚しよ。」
まず、「じゃあ」がシンドいですね。。。

で、菅田将暉さん側から、
結婚しよう…的なのが多く出てますよね。
この辺が、
ドンドン現実的に生きていく、
社会人として責任を持って生きていこう…とする、
これ、男性的な価値観？？…かどうかは分からないけれど、
この、
社会に飲まれていく、忙しさに飲まれていく……中で
でも恋愛をなんとか…と、もがく様が
見えて辛かったですね。

でも、
有村架純さん側は
逆に楽しい時間、楽しい生活を
ドンドン意識していって、、、
好きなものを捨てない、
むしろ大事に保持しながら…生きていく、、、

なので、
やっぱり女性側のが
先に大人になってて、、、
そして色々と社会経験を積んで
自分の生活も豊かにする余裕や価値観を持っていく、、、

でも、
男性側は、後から大人になっていく…くせに、
で、幼児性も保持してる…くせに、
「社会人とはなんぞや～」…って、
妙に大人ぶって生きたくなる。
で、読む本も「自己啓発本」になっていったりする。。。
そして、
実際に厳しい人間関係の中で揉まれていってしまう。。。
叩き込まれる社会性と協調性。。。泣

……なーんて、
あんまり、男女でステレオタイプ的に話すと、
今の時代はダメかしら、、、



はぁ～……絶妙にすれ違うよねぇ、、、
「なんかもう、どうでもよくなった」泣
このセリフのねぇ、、、
先輩の死を受けて…のすれ違い、、、
なんか…
妙に「そういうの、あるよねぇ…」って
納得してしまった。。。

「１回別れること考え出したら、
かさぶたみたいに剥がしたくなるんだよね」
なかなかのセリフですよね、これ…
そう。
それを意識し始めると…
それを考えるのが使命、義務のような感じになって
あらゆることで「別れ」を意識し始める。。。
「かさぶたみたい…剥がしたく……」秀逸。。。

あの、
スーパーの…なんだっけ？サッカー台…か！
袋詰めする用の台…で合流した後の、、、

セックスの…後の……
あの２人でベランダに行くシーン。。。。

あの空気感…が
セックスが…マンネリ化してて
良くなかった…どこか冷めてた……
そして、納得してしまった……

そんな朝に見えたなぁ、、、
盛り上がる…わけでも無く、
なぜか…物悲しいセックス…のような、、、

最後の…
ファミレスのシーンは…
結構、来るものがありましたね。
泣いてしまった。。。

まず、
いつもの席が埋まってる……からの、
その席に後から
初々しいカップルが来てしまう…流れ。。。

まず、
「ジョナサン」ってのが…
これまた絶妙なファミレス感、、じゃない？笑
これ、狙ってジョナサン、なのかなぁ、、、？
デニーズじゃないのよね、でサイゼでも無い、
ロイホでも無いし、、、ガストでも無い、、、
ジョナサン～笑

この、ファミレスの空気感…で始まって、
そして終わる感じ……が
若い感じがして、すごく良かったです☆


そして、
「別れよう」の言葉を使わない別れ話、、、
これもまた、
長く付き合っていた２人だから、
察知し合って、話し合った感じ、、、と
リンクする。。。


昔の自分達を想像してしまう、
あの若いカップル役……を、
ちゃんと名のある俳優さん、
清原果耶さんと細田佳央太さんで撮ってるの、
良かったですね。


あそこで中途半端なお芝居で
ダメにしなくて良かった。
しっかり自然な会話と、ビジュアル。

泣いている菅田将暉さんと有村架純さんとの
オーバーラップ的に……は重なってないか、
でも、
コロコロと画が変わって……
対比させる感じ、、、、切なかったですね。


別れ話している中で…
そこに昔の始まりの自分達を見るのは…
シンドいですよね。

……いや、違うか。
菅田将暉さんは別れ話…の方向じゃなかったんだ。
もうなんか、
なりふり構わず…的な、
家族なんてオワコンなんだし…的に話してたの、
なんか…悲しいし、哀れな感じ…ありましたよね。

そんな風にして家族は出来ているし、
そういう家族は多いし、
それでいいじゃないか？…的な。。。

あそこで
あの若いカップルを見なければ…
２人はまだ続いていただろうか。。。。
あれから色々あって
今終わりを迎えてる自分達を
再認識しなくて済んだだろうか。。。。

はい、そんな感じで、、、

悲劇的なお別れ…じゃなかったのが
また絶妙に良かったですよね。
すごくリアリティがあった。
別れたのに、
まだ一緒に居る。。。

短期的に変な関係性になる。

そして始まりのシーンに戻る。。。

良かったです☆
満足して、終わりました。

あ、
あのブラジルのサッカーの話もそうだし、
あと、
イヤフォンのステレオの話もそうだし、
あとあと、、、、
たくさん溢れてたカルチャー達の話もそうだし、

そして、花の名前、マーガレットを
教えると記憶に残る的な…話もそう。

「花束みたいな……」ってのは、
そんなたくさんの
２人の共通の思い出に溢れた……恋をした。。。
そんな感じの恋だった、って感じかしら？？

たくさんの共通の趣味、カルチャーで
思い出す。

実質、最後の
「今日元カレ（カノ）に会った」の後に
たくさん相手を思うシーン、
あれとかがそう思わせますよね。

まぁ、
あんなに最初から
たくさんの趣味嗜好が合う始まり…って
なかなか無いですもんね。

そんな恋、だったんだなぁ。。。☆

オーサムシティクラブの曲は……
エンディングでは使われなかったですね。
なんか
ほのぼのＢＧＭでエンドロールだった。
あれが
なんか良かったです☆


あー、書き過ぎた笑
以上、個人的レビューでした☆