見出し画像

地方のネットショップ・ホームページSEOにありがちなこと

宮城に舞い戻った企業EC担当です。

自社独自にネットショップ・ECサイトを持っている場合、SEO対策が最初の課題。サイトの存在を知ってもらわなきゃ始まらないですからね。

SEOとか言い始めると「田舎モンのオラにはわからねーだ」とか嫌悪感を持たれがちですが、いくつかのイマイチなサイトを見ていると共通してできていないのは「文字検索で引っかかるキーワードが載っていない」と「ベクトルがお客さんではなく自分に向いている」という点。

「文字検索で引っかかるキーワードが載っていない」の例
■「いい商品なら売れるはず」が強く、映えてはいるが言葉が足りない。
■紹介テキストを含め、画面内情報がほぼ画像で構成されている。
■そもそも説明が足りていない。

GoogleでもYahoo!検索にせよ、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS・ハッシュタグ検索にせよ、「検索に引っかかる」ようにするには、テキストデータの単語・文章が重要。
「短い文章で最大限の効果を!」てのは、動画やチラシ・ポスターなどの時間・面積に対する掲載量が限られている場合に考えることで、ホームページなどの何文字でも掲載できる媒体では、商品の説明は詳細すぎるほど詳細な方がいいんじゃないかと思います。(今回はキャッチコピーとは別の話なので特に)

「ベクトルがお客さんではなく自分に向いている」の例
■地方アピールがすごく、地方・地元の紹介に終始しちゃって商品が置いてきぼり。
■商品紹介が「職人が心を込めて作っています」とか、精神論と媚び感がすごいのに、その商品の魅力がわからない。何が優れているか言語化できていない。

商品紹介のリードコピーを考えるのが難しいのは承知の上。(だからこそライターみたいな職業がある訳ですし)
地元とか〇〇さんの話がしやすいのはわからなくもないですが、購入者がまず知りたいのは身内ネタじゃなくて工法・原材料みたいな部分のはず。
オウンドメディア化して「〇〇さんの職人Blog」みたいなことをやり続けられるなら別でしょうけど、そこまでカロリーを使える地方事業者さんは少ないはず。(サイト制作のコンサルとかは気軽に企画で書いてくるんだろうなあ)

購入者側の立場になって考える、というのも脳内をスイッチするコツが必要ですが、意識すればそこまで難易度は高くないはずです。だって皆さんも日々何かしらの買い物はしてるでしょうし。

自社でも顧客目線で自社の商品と向き合い、多くのキーワードを散りばめようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?