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兎がほざく

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ショート•エッセイ、140字以内。毎日投稿、どこまで続く?
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#俳句

兎がほざく1114

兎がほざく1114

自分の詩歌は言葉のサイコロ遊びだとひそかに悩んでいました。

自分は大真面目なのにどうも軽い。

しかし感情や意味の押し付けだけはないことに気づいて少し安心しました。

言葉をポンと存在させればあとは世の中のものです。

泣きながら吹いてもシャボン玉はシャボン玉です。

兎がほざく1057

兎がほざく1057

世の定めに逆らって逆らいきれないとき。

たとえば花のはかなさをどうすることもできなくて。

良識のさとしに抗うことができなくて。

愛の移ろいを予感して。

自分からあきらめるか、矢尽き刀折れた末か。

そこに歌が生まれます。

時よ止まれ、きみは美しい。

兎がほざく944

兎がほざく944

写真という芸術は奥の深いものがあります。

現実のどこをいつどのように画面として切り取るか、その勝負です。

心の動く一瞬をとらえるのです。

まるで生き餌を捕獲する猛禽のようです。

写真と俳句とは似ていると思います。
写真と絵画よりもずっと近い気がします。