ポリアンナは損得勘定で動かない
「ゆたかさとはなにか」そう問われたとき、なにか捻ったことを提言したいという欲求にかられた。恐らくこの欲求が既にゆたかではない。
常に奇をてらった発想をしていきたい、その発想はなかった!やられた!と感服させたい、なんて素敵な感性を持っているんだ…!是非我が社に来てくれないか!とこれを機に大企業に引っこ抜かれたい……ゆたかさの対極にある下卑た願望が私の中でぐるぐると渦を巻いた。しかしそう願ってしまうのは結局のところ自分が平々凡々な人間であると自覚しているからこそである。
平凡