コロナ禍のJリーグ・サッカーの試合はオーケストラ鑑賞のようだった話。
はじめて見に行ったプロサッカーの試合が昨日でした。それまではコロナ前の状況で応援が派手と知られる阪神の試合をしかも外野で見るということしかしたことがなかったので、かなり異質のものに感じたというお話。
ほぼ毎日更新しているフランス語のことわざを昨日サボってしまったのは、ナイター(サッカーでもいうんだろうか?)試合を見に行ってたせいだったりする。
一応お断りしておきたいのは、野球もサッカーも…ワールドカップすら家のテレビならば観ない選択をする程度に興味なかったりする。
ただ球場に行くのは楽しい。
きっとサッカーも通常の状態であればそうだと思う。それは、実家のある地元には熱狂的なファンが多いサッカークラブチームがあって(たぶん読んだらどこかわかるけれどあえて名前は書きません、コメントに書くのも禁止。)、試合のある日にはたくさんの赤い服を着たサポーターたちが連れ立って歩き、モニタのあるような飲食店だとチケットがとれなかったファンなのか赤いユニフォームを着た人たちが時には息を飲み、時には盛り上がりながら観戦しているのを見かけていたからだ。そして、そういった飲食店ではお昼時も試合をフルで流していたりする。家でテレビでは観ないと先に書いたが、ちゃんと観てるとは言い難いものの会場の熱気だけは感じていたりするのだ。
今回行ったのは、味の素スタジアムでのFC東京 VS 柏レイソルだった。
感染拡大防止のため、スポーツ観戦においても、以前とは違うルールが徹底されているようで、
・マスク着用(もはや口元を隠すのは服を着るのと同じ感覚なのだけれども)
・声を出す応援の禁止
・立ち上がっての応援も禁止。(たぶん)
・マフラータオルを掲げるのみOK
ということになっていた。誘ってくれた友人も去年ぶりで来たらしく、旗を持参していたのだが、結局広げずじまいだった。おそらくマフラータオル以外が全て禁止だったのだと思う。
では、どうやって応援するのか?
拍手だった。
味方チームがボールを奪った時、ゴールに入りそうになった時、または相手のシュートからゴールを守った時、座ったまま拍手をする。
この光景は…まるでオーケストラだ。
オーケストラは基本的に声を出すことはダメだけれども、ものすごくよかった演奏や曲が終わったときには拍手をして演奏者を労う。(よっぽどよければ「ブラボー」なんて言ったりするけれど)
敵ゴールがホーム側のときにゴールを外せば、つぶやくように「おぉぉぉぉ↓」とみんなが似たような声を出してしまうことはあっても、ものすごくお行儀よく観戦している。そして、なにかというと拍手、そして拍手。
そういえば、この友人に誘われて行ったスポーツ観戦はほとんどがプロ野球タイガース戦の阪神外野席ばかりだったのだけれども、野球のルールがよくわからなくても応援している人を見ている人だけで楽しい。阪神ファンは試合を見ている人より応援を楽しんでいる人の方が多いんじゃないかって雰囲気で、なんならガチのファンなのだろうけれども試合も見ずに後ろの方でグラウンドに背を向けて酒を飲んでいるなんて人も結構いたわけだが。
あるとき、「ヤクルト側しか取れなかったけど行こう」なんて誘われて神宮球場へ行った時、みんな着席していて、ものすごくお行儀よくちゃんと試合を見ている人たちにカルチャーショックを受けたことがある。そのときに結構近い感覚だった。
(が、たまたま行った喫煙所で私もパッと顔を見て「あ」って思う程度に阪神戦で会っている友人の友達に会ってしまって「いいからいいから」と結局阪神側に連れて行かれるなんて感じで結局スワローズ側での観戦は3回裏くらいまでだったのだけれども。ちなみに喫煙所の使い方の綺麗さにも差がありすぎて笑ってしまった。)
ちゃんと試合を観たいという人の場合は過剰な応援をしないチームであったり、この時期の方が試合自体はしっかり観れるのではないかなと思ったりしたのでした。
この時期に「是非」なんてことは言い難い部分はあるのだけれども。
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