タイムトラベルのジレンマ
タイムトラベルが可能だとすると「この私」が特権的な位置を占められるのかという問題が生じる。無限にタイムゾーン又は平行世界が存在する中で「この世界」が特権的であるのか、「この世界」の「この私」は特権的であるのかという問題。まさに映画の観客のような外部の視点が導入されざるを得ない。また、「過去が変わった」場合それ「以降」のすべての世界が同時に変わることになる。その時、過去を変えることを企図したあるいは過去を変えることとなった「この私」の企図あるいは行動は生じ得るのか、過去が変わる