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創作(短い小説、ポエム等)

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主に文章による創作
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記事一覧

歌声のないおくりもの

硝子戸が開いて きみの姿が遠くに見えた 左の眼が壊れたぼくには きみの顔立ちすらはっきりわ…

うさパイ
3年前
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スカイブルーの居候

君は僕の顔を覚えていなかったし 僕の大切な宝物も捨ててしまったし 僕の声だけに耳を塞いだこ…

うさパイ
3年前
3

金平糖の記念日

いつだって君がどうしているか、小鳥に尋ねてしまうけど 君と僕が同じものでなくたって、僕は…

うさパイ
3年前
6

25枚目の前に

君はもう忘れてしまったかもしれない そもそも君の記憶の中に最初からそれは居場所を作らなか…

うさパイ
3年前
2

ミッション迷子案内④

「意外と距離があったね…」 車社会で生きているらしい神崎が音を上げそうになったが、ふたり…

うさパイ
3年前
2

ミッション迷子案内③

水上バスが桟橋に近付いていく。東京を象徴する赤と白の塔に、地方出身のふたりは歓声を上げる…

うさパイ
3年前
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ミッション迷子案内②

「神崎…さん?」 思わず、半疑問形で尋ねていた。 研修期間中ずっと見せていたクールな雰囲気は、今の彼のどこからも感じられない。それどころか、別人かと思うほど爽やかだ。 邪気のない笑顔で、神崎は隣の座席に腰を下ろす。男性が苦手で不慣れな真朱は少しどきっとしたが、悟られないよう平静を装いながら、尋ねた。 「神崎さんも水上バスで帰るの?」 「うん、そう。せっかくだから。面白そうだよね」 本当に、彼だろうか。けど、今ここで、この場所で自分の顔も名前も知っているのは研修のメンバ

ミッション迷子案内①

揺れる水面を足元に感じると、子供のように心が弾む。 研修最終日の移動手段は、水上バスだと…

うさパイ
3年前
6

両面の花

A面 とても綺麗だと思ったの。 純白の花びらにこぼれる朝露がまるで宝石。 もう決して、これ…

うさパイ
4年前
2

リサイクルされる夢幻

「__さん」 彼の名を呟く。切なさが、どうしようもなくて。 枕に頭を預けて、いつものよう…

うさパイ
4年前
2

魔法の兵隊の足音

大都会の駅は広過ぎて、小さな街の片隅に息を潜めて暮らす自分には、英雄の脱出を拒むダンジョ…

うさパイ
4年前
3

硝子のif

君はその道を行くんだね 誰も待っていないその道を 君は少しだけ開いた未来の地図に気が付かず…

うさパイ
4年前
3

星の音色、シャボンの泡

月が綺麗ですね、も素敵な言葉だけど、私は月よりも星が好き。私にとって貴方は大切な星。けど…

うさパイ
4年前
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星の音色、寂しさの果て

僕の両の手のひらに、突然飛び込んできた星の欠片。 僕の大切な、星の欠片。 ガラスの箱の底にそっと隠した、碧や翡翠の色に染まる、星の欠片。 あんまり綺麗なんだ。 あんまり綺麗だから、僕はこの欠片を捨ててしまおうと思った。 欠片は本当に突然落ちてきたから、僕はそれを受け止めるしかなかった。 懐かしくて優しい音を奏でる、僕の宝物。 誰もいない浜辺で、時々ガラスの箱から取り出して、僕はそれを眺めた。 あたたかくて優しくて、僕が見つけたどんな色よりも美しいほのかな光を指先に感じるだ