うさぎが肥満気味かも!?うさぎをダイエットさせるには?
うさぎといえば?と聞かれて、あなたはどんな姿を想像しますか?
長い耳やもふもふでふわふわの体、ぴょんぴょんとジャンプしながら移動する姿などを
連想する人が多いと思います。
また、小動物ということで、小柄な体格を想像する人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、実はうさぎはとても体重管理が難しい生き物。
食生活や生活スタイルに気を付けていたつもりなのに、うっかり肥満状態にしてしまうことも……。
肥満状態でいると、さまざまな病気や体調不良に繋がりやすくなってしまいます。
今回は肥満状態になってしまったうさぎのダイエット方法について特集します!
肥満状態とまでいかずとも、最近ちょっとこの子の体重増えちゃった?と気になる飼い主さんも、ぜひ今後のためにチェックしてみてくださいね。
◆そもそもうさぎの肥満状態って?
でも、ダイエットが推奨される「肥満状態」とはそもそも、どのくらいの体重のことを指すのでしょうか。
実はこの「肥満状態」、そのうさぎごとに違うんです!
うさぎはもふもふの毛や種類の体格といった品種ごとの違いが大きく、一概に「〇kg以上だから肥満状態」と言うことはできないんです。
肥満状態かどうかを見分けるためには、お近くの動物病院の獣医さんに「この子はどう?」と聞いてみるのが一番!
どうしてもそれが難しいという場合は、ざっくりとした外見から判断してみましょう。
見た目や触った感触から、「背骨や肋骨が感じられない」「首回りにマフマフではない脂肪がついていて、それがつきすぎている」「身体の動かし方がぎこちない」などの特徴があるようなら、もしかするとダイエットが必要な「肥満状態」になってしまっているかもしれません。
普段からうさぎをよく見ている飼い主さんだからこそ気付けることですから、うさぎからはつねに目を離さず、日頃から様子を伺っておいてあげてくださいね。
◆肥満状態だとどんな問題が?
肥満状態になってしまったうさぎには、さまざまな問題が起きてしまいます。
たとえば足に対する負荷が大きくなることで怪我が増えたり、動き辛くなることで運動不足に繋がることがあります。
特に注意してあげたいのがソアホックや皮膚炎など。肥満状態になったから足周りの体調不良が起きるとはなかなか想像できないものなので、意外に思われる方も多いかもしれません。
また、他にも、脂肪肝や糖尿病といった病気の原因となったり、それを治療しようにも脂肪のせいで麻酔がかけ辛いという深刻な問題にぶつかることも……
◆どうやってダイエットさせればいいの?
では、もし肥満状態になってしまったらどうやってダイエットさせればいいのでしょうか。
うさぎのダイエット方法としておススメなのは、以下の方法です。
・体重をこまめにチェックする
うさぎの体重は体重計を用いてこまめに確認して、大きな変化がないかチェックしましょう。体重を計る度に記録をつければ、うさぎの体重の変化がわかりやすいですよ!
・食事量の調整
体重をチェックした結果、あまりにも体重が増えすぎているようなら、
意外に思うかもしれませんが、ペレットのあげすぎも体重増加の原因になります。
うさぎがある程度の年齢になったら、主食はチモシーとし、ペレットをあげる量はなるべく少なく留めましょう。もちろん、おやつのあげすぎも注意!
うさぎに喜んでもらえるのでついついたくさんあげたくなってしまいますが、うさぎのためを思ってぐっと我慢しましょう。
◆うさぎの健康は飼い主次第!よく見守ってあげよう
肥満状態から繋がるうさぎの体調不良は、うさぎが引き起こす体調不良の中でも特に起きやすいもの。でも、飼い主さんがしっかり予防してあげれば、肥満を防ぐのは難しくありません。
愛しいうさぎのために、体重管理を頑張ってあげましょう!
講師:岸本
幼少期に訪れた動物園で白い毛のロップイヤーラビットを見て「天使みたいな生き物がいる!」と電撃が走って以来うさぎに夢中。
今では自他共に認めるうさぎ好きで、「うさぎの魅力を語っていたら聞いていた相手もうさぎ好きに」「プレゼントをもらう機会があると何も言わずとも皆うさぎグッズを買ってくる」「友人がうさぎ柄のグッズを見て「あっ、岸本さんだ」と言い出す」などのエピソードを持つ。趣味はうさぎのぬいぐるみ集め。
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