クアッドにあかんやつ

一昨日の夜、非通知で電話がかかってきた。

時間は22時頃。

私はもう寝ている時間だ。

突然、枕元のスマホがわんわん鳴りだして、何が起こったかと飛び起きた。

電話の通知音の設定が、大きかったらしい。

目をしょぼしょぼさせて、スマホを見ると、「非通知」の表示。

こんな夜に非通知でかけてくる知り合いはいないし、眠くて電話に出るどころじゃないし。もし必要なら、留守電のメッセージが残るし、それでも心配ならメールを送ってくるだろう。

びっくりして、心臓はばくばくしたまま、眠気が少し遠ざかったような気もしたけど、夜中の非通知に気味悪と思いながら、そのまま寝た。

朝起きて、留守電が72秒も残っていて、気味の悪さがますます強まった。

勇気をだして、その留守電を聞いてみると、「世論調査」だと言う電子音声のメッセージが流れ始めた。

「まず最初に、あなたのお住まいの郵便番号を入力してください。選挙区を特定して、あなたの地域の候補者を……」

なんか、怪しい。

なんで、世論調査なのに郵便番号が必要なの？

なんで、世論調査なのに自動音声なの（世論調査は電子音声でやるものなのか、そもそもを知らんけど）？

72秒全部を聞くことなく、そのメッセージは削除した。

グーグル先生に聞いてみて、グーグル先生という巨大な先生がいて本当によかったと思った。

その夜の電話は、絶対怪しい、あかんやつだったらしい。

1 非通知で世論調査はしない
2 世論調査で個人を特定する情報（郵便番号など）を求めることはない
3 世論調査で自動音声は変
4 普通、夜中に世論調査はしないし、しても非通知の電話は非常識

非通知電話の多くは、詐欺目当ての可能性もあり、使われている電話番号かどうかを、確かめるためでもある、らしい。相手が出たら出たで、巧妙に情報を引き出して、詐欺に使う予定、らしい。恐ろしい。

うっかり非通知の電話に出ることがないように、電話の設定で「非通知は着拒」ができるらしい。

私もグーグル先生に教えられてすぐさま着拒にした。

みなさんも、お気をつけあれ。

四重に（クアッド）あかんやつ。

トリプルの次はなんだっけと思って、クアッドかもしれないと使ってみた。合ってるのかは自信がない。羽生結弦さんの離れ業から知恵を借りた。

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