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ものもらいになって感じたこと

ものもらい(麦粒腫)は、目の縁(裏側)にニキビみたいなできものができて、目全体やまぶたがお岩さんのように腫れたり、内側のできもので目が痛かったりする、病気(?)。

金曜日にうっすら違和感があり、腫れてる、なんか変だなと思って、土曜日はぼんぼんに腫れて、お岩さんになった。

土日、目薬をさして、月曜日にはだいぶ痛みや腫れはひいたものの、まだまだ小岩さん状態。赤みもあるし、痛いし、目は開かないし、普段通りじゃない。

ものもらいは、他の人にうつることはないけど、細菌によるものなので、一応日曜日に所長にメールはして、月曜日出勤した。

顔の変化は明らかで、職場の人には笑われるかなと思った。

だってお岩さんなんだもの。

ぽよーんと赤くまぶたが腫れて、本人は辛いけど、外見は面白いかもしれない。面白がってもらいたくはないけど、笑える状態かもしれない。

笑われたら笑われたまでよ、と思いつつ、笑われたら月曜日の朝から心折れそうと、憂鬱な気分で出勤した。

職場は私を含め4人の営業所だ。

1人目の私の顔を見た第一声は、「痛いよね」だった。「見にくいんじゃない?」とも。

そんなふうな言葉がもらえるとは、全然思っていなかったので、ちょっと放心した。びっくりもして、返答に詰まった。

「ものもらいとか口内炎は、疲れが溜まったりして、免疫が落ちるとなるから、この夏の終わり頃にはなる人多いんだよ」と言ってくれる人も。

もう1人も、「目が見えにくいなら、仕事変わろうか」とまで言ってくれた。

困っている人を気遣うって、こういうことかと、じーんとしながら感じた。

気遣いが嬉しいってこういうことか。

笑われる。バカにされる。「変なの!」って言われる、顔されると脅えていた自分は、なんて世界や気持ちが小さいんだろうとも思った。

もっと人を信じてもいいのかもしれない。

私が想像したとおりに笑う人ももちろんいるだろうけど、純粋に困ったことを心配してくれる人もいる。

私も人の優しさを、計算ではなく信じられるようになったら、もっと自由で幸福感をもって生きられるのかもしれない。

優しさを信じたり、手渡したりできるようになりたい。とても強く思った。

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