名言と生き方
かなり前、原田ひ香『三千円の使いかた』を読んだ。
その中の一節に、
"会社は給料、仕事内容、人間関係、この三つのどれか一つでも良ければ続けられるけど、全部がダメなら精神が壊れるからやめた方がいいって。"
というセリフがある。
珍しくきちんと引用。
この言葉をメモアプリに貼ってあって、見返していて、ハッとなった。
どれも危うかったなと、気づいたから。
お給料は、この物価高で誰もが大変な中、最低賃金。私も切り詰めて切り詰めて、生活して、毎月ビリビリして、貯金もしていた。
仕事内容は、諸々の事情が重なって、私個人が感じる負荷がどんどん重くなっていっていた。
人間関係は、元々のメンバー間では良好だったけど、闖入してくる人達がいて、その影響で職場の雰囲気は悪くなる一方。
これはだめだわ。
だめだったわ。
一時撤退も仕方なかったわなと、どこかホッとした。辞めなかったけど、休憩もやむなし。
だって、原田ひ香さんも言ってるもの。
一度、誰かに決断を委ねることも、ひとつの手段だと最近思う。
いつもいつも誰かに頼り切るのは、それは自分の人生ではないと思うけど、疲れたり、弱って判断ができない時に誰かに頼っても、誰も責めないと思う。そういう自分を責めたらあかんと思う。
うまくないな、どうしようかな。
アイデア浮かばないな。
誰かに聞いてみようか。
じゃあ、その人のアイデアを一回試してみよう。それがいいか悪いかは、やってみて判断して、続けるかどうか、その人との関わりをどうするか、今度は自分で決める。
そんなやり方でも、誰の人生でもない、私の人生。私が良ければきっといいのだと思う。
よく生きる人には、名言がある。人生が何たるかを、より深く考えているからだろうと思う。
その名言は時として予言のように感じるし、生き方の答えとして正解のような気もする。
今回の原田ひ香さんの作中の発言も、素晴らしい慧眼だと思う。
でも、その通りにするか、その通りを正解として採用するかは、やっぱり私個人の問題なんだろうと思う。
世の中に数しれずある名言を、どう活かし、どう捉えるか、私なりに考えてみたい。
【今日のの英作文】
言うまでもなく、人生の方が仕事より大事です。
It goes without saying that life comes before work.
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