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あとがきが好きだった

noteを書く時に、無意識に思っていることがあるなと、ふと思いついた。

昔(今もあるのかな)、ラノベを含む文庫本の巻末には、作者のエッセイ的なあとがきがよく載っていて、それを読むのがとても楽しみだった。

上梓にあたっての謝辞とか、読者への感謝とかも、大事かもしれない。

でも、作品以外で作者の熱や姿勢、近況に触れられるという点で、私はあとがきが大好きだった。

ネタバレがあるかもしれなくても、私は文庫を買うと、真っ先に巻末に飛び、あとがきを読んでいた。

残念なことに、今は私的で、面白いあとがきは少なくなった気がする。

コンプラとか、作者の意向とか、出版社のページ削減とか、そういう問題なのかな。

よく知らないけども。

「今回は本の構成の都合で、あとがきが○ページもあります! 書くことがなくて、冷や汗」というような書き出しで始まるあとがき。

コーヒーで、カフェイン中毒になりつつ、執筆をしている。

ファイト一発のエナジードリンクは、飲みすぎると鼻血が出る。

くだらなくて、あほらしくて、そんな近況誰も気にしないだろう。

というようなあとがきが、私は大好物で、読んではニヤニヤしていた。

誰かに読んでもらうからには、責任が付きまとう。出版された本には、お金が絡んでいるし。

でも、そんな大人の事情そっちのけで、鼻血だの、とあるF1レーサーへの愛だのを、本編よりも熱心に書いている作者というのは、私には単なる見知らぬ作家よりも、輝いてみえた。本編がどうであれ、あとがきがよければ、続きも買おうと思うくらいだった。

それは、なんか違うというのかもしれないけど。。。

本編を愛読できるのはもちろんのこと、あとがきも手抜かりなく楽しい作家。ファンになるしかないじゃないか!

そういう文章が私は好きだなあと思いだした。

少々脇が甘くて、墓穴を掘るような、一発描きみたいなあとがきにひそむ、作家の心、本音、本当らしそうな姿。

私はそういう作家さんが好きだし、自分もそうなりたいなと思う。

noteを書いていて、続けていて、それぞれのnoterさんのこだわりや書き方を知るにつれ、私が大事にしたいのは、本人や分かる人しか分からなくても、もし分かる人が誰もいなくても、「なんかこの人楽しそう」と思うような文章を書くこと。

楽しそうは、悲しそうであり、嬉しそうであり、常にるんるんうきうきとは、限らない。

やっと分かってきたかもしれない、自分のnoteのベクトル。

いつか、あの作家さんのあとがきのような記事が書けたらいいなあと思う。

【今日の英作文】
同じ趣味に夢中な仲間っていいと思う。
I think that's nice to have companions who are into the same hobby.

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